2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
「地域の食材を使用した本当に売れる商品つくりと販路開拓セミナー」に参加しました。
全4回の講座は、地域の地産食材を使った商品の先進事例を学び、それを参考にしながら商品企画、商品制作とつなげ、実際にその商品をPR、販路拡大までを考えたセミナーです。
本日は3回目、商品企画をベースに実際につくります。前回に4つの班に分かれて企画をたて、今回はそれを制作するのです。
1班は、「旬のブランド果物100%ジュース、天然炭酸水付き」です。
果汁100%のジュースは珍しくありませんが、濃縮ではなく、絞ったまま100%ジュースはあまり出まわっていませんし、近年、無糖炭酸水の需要が増えてきました。
絞っただけの果汁100%ジュースはどのような濃さになるのでしょうか?
実際にぶどうを絞り込んだものを口にふくむと、これは想像以上に濃くがあります。
また、ぶどうも少し残して、皮なし・皮付きで冷凍にします。
これは仕上げに半分にカットしてデコレーションするのです。
ここで作業を進めていくうちに気がついた事があります。ジュースにした残りのカスと呼ぶべきものが芳醇な香りとなって、際立っているのです。
それで、これを丁寧に絞り込んで調整したものをソースのように使う事にしました。舌触り、食感、味わい、すべてにおいて果実の旨みが凝縮したものになっているのです。
最後に、無糖炭酸水は現在容易に手に入りやすくなりましたが、旬の果実の旨みを消し去りたくないので、天然の炭酸水に限定しました。今回は、量も適量なペリエです。
2班はシンプルに美味しい紅茶をベースに少しだけあわせる事にしました。
今回のこのチームの素材が一番高価格なものになります。オススメ紅茶も1袋千数百円というもの。この紅茶にミルクやシナモンを入れてチャイみたいなものを作ります。レモン・七梅のシロップ・他にも材料が盛り沢山です。
また、シンプルな味付けのものも容易しました
3班は、体に良い、ヘチマのジュースをメインに据えて飲みやすくしたもので、ネーミングも「べっぴんジュース」というネーミングに決まり。しかし、進めて行くうちに、肝心のヘチマが時期的に早すぎるので、今回はアロエベラを使ったジュースになりました。
今回のジュースにはいっているものは、アロエベラ・桃・ぶどう(2種類)・レモン・ヨーグルト・ミルク等など。
丁寧に作ったこのジュースはそのままでも充分美味しいのですが、最後にレモンを加えると味がいちだんと引き締まり、さらなる美味しさを引き出しています。最初から混ぜないでおくのが秘訣みたいです。
4班はシャーベットです。
今回一番の特徴は、笹炭や海塩を竹に詰めて炭にした炭塩を使ったシャーベットになります。見た目は真っ黒の炭は味も匂いもしません。
シャーベットのベースになるものをまず作ります。ズッキーニ・かぼちゃ・桃など様々なものをペースト状にし、それをシャーベットに載せ最後のアクセントとして、黒い笹竹を載せていきます。
遠くからみると色が黒いのでチョコレートと勘違いする人もいました。また、炭塩は竹に詰めて焼き上げたものです。
さらに、もう一つの新素材炭塩です。
この炭塩はミネラルが豊富なほんのり甘さを感じるくらいに仕上がっているので、しょっぱさというよりもシャーベットの甘さと素材の美味しさが炭塩でバランスよく融合し、これまでに体感したことの無いシャーベットに仕上がっています。
【炭工房 株式会社夢大地】
竹炭工房㈱夢大地 肱川工房
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