2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
優しい空間で味わうオーナー自らが焙煎した珈琲
友達とおしゃべりを楽しみ、安らげる・・・優しい空間が漂う『cafe grato(カフェグラート)』は、オーナー自らが焙煎した珈琲を味わうことが出来る。
地元の方がつどい、お馴染みのメンバーが思い思いの時間を過ごし帰っていく・・・温かく懐かしい空間がどこか喫茶店のような趣がある。
珈琲との出会いは、学生時代のアルバイトというオーナー家村高志さん。10年ほど喫茶店の店長をされ、2009年2月にcafe gratoをオープンされた。「少なくなってきている日本の喫茶店の文化を守っていきたい。」という想いで始められたcafe gratoは、つどえる場所として地元の方にも愛されている。「grato」とは、イタリア語で「感謝」という意味である。
「本物の珈琲を味わってほしい」と、焙煎したての新鮮な豆から一つひとつ手作業で欠点豆を拾いだされている。
「コーヒー豆屋をしたい」という若い頃からの夢はcafe gratoをされながらも温め続けられ、2012年11月に旧北条市に『イエムラコーヒー』をオープンされた。イエムラコーヒーで販売されている珈琲豆をcafe gratoにて頂け、また購入もできる。
焙煎とは、収穫・精製された生豆を火で炒って水分を飛ばすこと、つまり乾煎りすることである。
この時の焙煎の度合いによって、深みのある香りや苦みを引き出すことができる。焙煎には通常約10~20分であるが、「パラパラ」というはじける音によってその焙煎具合を判断されている。珈琲豆のもつ最高の味と香りを引き出す・・それは職人の技といえるだろう。
本格的な珈琲と共に頂く食事メニューも充実している。
モーニングセットは全8種で、開店から15時まで。その一つ「生サンド」は、ハムとタマゴがたっぷり入っている。
こちらの「焼きサンド」は、ツナとタマゴ入り。他には地元の野菜などを使ったメニューなども豊富にある。他には地元の野菜などを使ったメニューなども豊富にある。
また「いちご日和」のイチゴを使った「まんま!イチゴシェーク」や「スタッフおすすめチーズクリームとたっぷりイチゴソースのホットケーキ」は、いちごがある限りのメニューとなっている。
いちご日和とは、松山市の隣市・東温市でいちご農園を営む「渡部農園」の紅ほっぺとあまおとめである。
食文化が見直されている今、ひと手間をかけて頂く本物の味。それは珈琲や料理だけではなく、「cafe grato」という店で味わうこころ安らぐ時間もまた本物の味なのかもしれない。
【cafe grato(カフェ グラート)】
住所:愛媛県松山市余戸東5-3-7
電話番号:089-973-6033
営業時間:8時半~22時
定休日:無
駐車場:14席
座数:60席
【イエムラコーヒー】
住所:愛媛県松山市北条辻1410
TEL:089-904-6526
定休日:日曜日
営業時間:11〜18時
イエムラコーヒーレポート:http://ritoumeguri.com/gourmet/22818.php
HP:http://egaono-coffee.shop-pro.jp/