2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
老舗・中野本舗が、2013年7月10日に新ブランド「餡ファン」を誕生されます。
江戸時代中期頃に創業といわれる老舗・中野本舗が、2013年7月10日にリニュアルオープンをします。150年以上の歴史を守り続けながら、このたび新ブランド「餡ファン」を立ち上げました。
「アンコファンの集まるお菓子屋と、アンコが楽しいお菓子屋でありたい」という想いを込めて、「餡ファン」と名付けられました。
日本の伝統的な餡の美味しさ、和洋折衷の餡の美味しさ、自然素材の健康的な甘味である「餡」の魅力をもって楽しんで頂きたい・・・という思い生まれた、薄墨羊羹の新しいスウィーツブランドをご紹介します。
従来の商品は包装のデザインをリニュアル。そして新しく3商品「スフレジャポン」「あん美」「ウスズミキューブ」が生まれました。
薄墨羊羹と同じ餡を使用し、チョコやキャラメルなど「洋」とコラボした新商品です。伝統ある「和」の味は守りながらも、そこに加わった「洋」は従来の味に優しく溶け込んでいます。
「スフレジャポン」は、黒ごま・抹茶・チョコ・チーズのしっとりとしたスフレに、“白あん”と“粒あん”を組み合わせています。
新商品の中で、スフレジャポンはより新しいことへの挑戦でもありました。製法が全く違い、材料や温度・メレンゲのたて方など試行錯誤の日々だったそうです。「なぜそうなるのか?」ということがわからない・・・そこからのスタートでした。その繰り返しの中で生まれたスフレジャポンは、写真上部から「黒ごま×白あん」、「抹茶×粒あん」、「チョコ×白あん」、「チーズ×粒あん」の組み合わせとなっています。1個から頂けますが、4種類を食べ比べして自分味を見つけてみるのも楽しみ方の一つですね。
「あん美」は、“粒あん”と”こしあん”の2種類です。厳選素材と伝統の製法で生み出された餡ペースト。パンに塗ったりと、様々な使い方でまた違った味わいを楽しめます。
「ウスズミキューブ」は、写真上部からショコラ・キャラメル・クラシックの3種類となっています。2cm角の可愛らしいサイズは、一口でも味わえます。餡と一緒に練りこまれたチョコとキャラメルは、口の中でその風味が広がります。餡の風味を壊すこともなく、調和された味。9個入りとなっています。
中に散らした白い豆が薄暮に舞う桜の花びらを表した薄墨羊羹は、その長い歴史を語るように贈答品としても多くの人に愛されています。今回の新ブランドに伴い改めて薄墨羊羹をより多くの人に愛して頂き、そして新商品をより身近に感じて気軽に味わって頂きたいと、中野本舗6代目中野英文さんの息子・中野恵太さんが話してくださいました。
新ブランド「餡ファン」は、より多くの方に中野本舗の餡の魅力を気軽に楽しんで頂きたいという思いで、30~40代の女性の方をターゲットにされています。ターゲットと同世代の恵太さんが企画から製造に至るまでされ生まれた「餡ファン」の商品。「中野本舗の新ブランドとして、みなさんにより愛されてほしいです」と言われていました。
そして新ブランドのリニュアルオープンに伴い、中野本舗の大街道本店も7月10日にリニュアルオープンをされます。
「スフレジャポン」「あん美」「ウスズミキューブ」は、中野本舗直営店(本社工場店・大街道本店・湊町店)で頂くことが出来ます。
【中野本舗】
直営店:本社工場店・大街道本店・湊町店
中野本舗HP:http://www.usuzumi.co.jp/index.html(近日リニュアル予定)