2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
俳句の里・松山で正岡子規の世界に触れる
正岡子規の記念博物館が松山市の道後地区にあります。
俳人・歌人で本名常規、松山生まれ。新聞「日本」・俳誌「ホトトギス」で新しい俳句を指導し、近代日本文学史上大きな足跡を残しました。また日本で初めて野球を紹介した人でも有名で、文豪「夏目漱石」との友情は他界するまで続きました。
その正岡子規の世界をとおして、文学・松山について学び、より親しんで理解を深めることを目的とした文学系の博物館です。現在、市民・観光客・研究者の様々なイベントの開催で親しまれています。
館内ロビーにはいると、俳句と文学一色の好きな人にはたまらない空間が広がっています。閲覧に疲れたら2階のカフェで休んでみては。
最初に子規が優しく出迎えてくれます。これからどんな文学の世界が広がるのか、期待でワクワクしてしまいそうになります。
空間がタップリとられ、自分の世界に浸れる心地よさがあります。
館内2階にある「愚陀仏庵」の復元モデル、靴を脱いで上がれるので、当時の風景の中に身を置いてみるのも一考かもしれません。
館内スタッフの伊予絣が、昔からの松山の雰囲気をかもし出しています。
博物館内の「ミュージアムショップ」には、子規に関するあらゆる書籍、小物など楽しめるものを販売。
博物館のまわりは、湯築城跡の公園と併設しており、自然の緑が鮮やか。
入口近くにある、子規歌集「竹乃里歌」、「故郷を憶ふ」の七首目の歌。
「足なへの病いゆとふ伊豫の湯に 飛びても行かな鷺にあらませば」
「寝ころんで蝶泊まらせる外湯哉」一茶
博物館前のバス停
松山市内の至る所にある「俳句ポスト」
【松山市立子規記念博物館】
住所:愛媛県松山市道後公園1−30
電話番号:089-931-5566
開館時間:5月1日〜10月31日 9~18時(入館17時半)
11月1日〜 4月30日 9〜17時(入館16時半)
休館日:年度・シーズンにより変わります。
詳しくはこちら:http://sikihaku.lesp.co.jp/traveler/calendar.php
入館料金:個人400円/団体(20人以上)320円/小中高校生無料
※特別展観覧料は別に定めます。
駐車場:22台(100円/30分)
※インストラクターによる常設展示室ガイド(無料)
※音声ガイドシステムを1台200円で貸出されています。(所要時間30分〜40分)
松山市立子規記念博物館HP:http://sikihaku.lesp.co.jp/index.html