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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|その他

楽しみながら環境問題を考えるイベント。

環境問題を考える音楽イベント「ライヴ・アースまつやま2013」が、5月12日(日)松山市堀之内の城山公園でありました。6回目となる今回、約2500人の来場客で賑わいました。
ライヴ・アースまつやま
このイベントは「ライヴ・アースまつやま実行委員会」が主催され、20~30歳代の方が中心となり2007年に発足。実行委員会代表の高岡さんが、ご自分の気持ちを友人に話したことがきっかけで結成され、約10人のメンバーを中心に約50人のサポートと一緒にされています。
このイベントは環境問題をテーマとしたコンサートを開催することを目的とされ、その一つとしてバス・電車などの公共機関の利用をお願いされています。
また飲食エリアに使用されている食器は、レンタルでリユースされています。デボジット制で、一個に付き100円預けて返却時に返金するという方法です。食器は、どんぶり(150)・カレー皿(800)・スプーン(700)・大コップ(1300)・小コップ(400)総計3350個を用意。会場で洗浄→煮沸消毒し、繰り返し使用されます。
ライヴ・アースまつやま
また事前にHPなどで「マイ箸・スプーン・お皿・カップなどご持参ください。」と協力を求めていることから、持参されている方もいらっしゃいました。
ライヴ・アースまつやま
会場は飲食、生活雑貨、ワークショック・展示のエリアがあり約70のブースが出店されています。
ライヴ・アースまつやま
今回、瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクトの参画ライター伊藤さんと一緒に回って話を聞いてみました。
伊藤さんの記事と写真と一緒に、ご紹介していきますね。
大人のBeerを売っているブースの隣には「こどもBar」♪今日みたいに暑い日は子どもだって、運転手さんだって飲みたいですよね。こちらのブースには、ノンアルコールのこどもカクテルがありました。シロップもアルコールの入った梅酒も、はたまた炭酸も手作り。
ライヴ・アースまつやま
「自家製の天日干しの梅干も出したかったんです。でも間に合わなくて・・・」と笑顔で話される初出店のオーナーさん。
ライヴ・アースまつやま
現在、東温市で「食工房 銀色」を、海の大好きなご主人と二人でされています。「銀色」という名前は、海の水が光によって“きらきら”と銀色に見えることから名づけたのだとか。農産物加工と小さな料理教室・お弁当の販売などを手がけているそうです。
並べてあるお米や大豆で出来たお菓子も、ご夫妻が丹精こめて育てたものから丁寧に作られたもの。今は大阪でしか売っていないお菓子だそうです。
食工房 銀色:http://ginniro8.blogspot.jp/
ライヴ・アースまつやま
女子ならつい目を奪われてしまう綺麗なカラーボトルの数々。
オーラソーマ カラーセラピーのミニリーディング 青野悦子さんのブースです。オーラソーマとは111本のボトルからボトルを(本来は4本)選ぶことによって、潜在能力・課題・現在の状態・方向性を知り、より意識的に生きていく鍵となるカラーセラピーシステムです。今回は1本を選ぶミニリーディングでした。
ライヴ・アースまつやま
青野さんとオーラソーマの出会いは、数年前。体調を崩し気分が沈みがちになったとき「落ち込むくらいなら何かやってみよう」と、かねてから興味のあった心理学に関したものを探しているうちに偶然見つけられ、大阪まで習いに行かれたそうです。平日はお仕事されているため、月1回くらいのペースでお友達のカフェでリーディングをされており、時々イベントにも出店しています。
「リーディングの後『すっきりした。私はこれでいいんだ。』と、お客様が受け止めてくれた笑顔や言葉が、オーラソーマをやっていてよかった。思える瞬間なんです。」と話す笑顔がとても素敵でした。
今回のライヴアースでは、不思議と2013年のテーマボトルが「吟遊詩人/ホープボトル」のお客様が多いとのこと。(実は、伊藤もそうでした。)「なんか繋がってるんですよねー」と言われていました。さらに「変化は真実の道に繋がる。」という言葉もいただきました。
ライヴ・アースまつやま
自然、そして暮らしの中にある・・・そのようなことばが似合う「sun and snow &」は、家族でされています。
身近にあるものは、できれば自分の手で作りたい。そんな暮らしの中で生まれたものを販売ライヴ・アースまつやま
お米・野菜を作られている「ピイスフウド」の父、身近な植物からうわ薬を作り陶芸をされている「晴々窯」の母、古い物などを利用して作られている「husica」の姉、布を染め織ったり縫ったりして暮らしの中にある布ものを製作の「sun and snow」の妹。
されていることは違うけれども、その想いは同じかと・・・体調を崩されたことや震災以来、ご家族で今のような生活を考えるようになられたようです。
ライヴ・アースまつやま
コットンの種が入った「たね入りカード」は、その種からコットンを育て紡ぎ織ってクマなどが作れます。
ライヴ・アースまつやま
子ども達が喜んで遊んでいたのは、大五木材の木のプール。木の温もりを感じることができますね。
大五木材 森のかけら:http://morinokakera.jp/index.html
ライヴ・アースまつやま
飲食のエリアでは、「クレープカフェココ」が愛媛の採れたて野菜とジューシー厚切りベーコンのBLTAサンド・こだわりドリップコーヒーを。Bはベーコン、Lはレタス・Tはトマト・Aはアボガドという意味です。
クレープカフェココ:http://crepecafecoco.jugem.jp/
ライヴ・アースまつやま
ドリップコーヒーを入れてくださるutaco dripの野本さんは、「ゆっくりと入れることがコツです。」と話してくれました。ゆっくりと注ぐお湯から、とても美味しそうな匂いがしてきました。
ライヴ・アースまつやま
Fumikadenからは、夏のスパイシー味噌カレーが新メニューで登場!
ライヴ・アースまつやま
県内産無農薬玄米と野菜をたっぷり使い、カレーのコクに純性白味噌を溶かしたスパイシー&マイルドなカレーです。
Fumikaden: http://fumikaden.com/
ライヴ・アースまつやま
こちらの「阿部みかん農園」は、明浜町から参加。
ライヴ・アースまつやま
東京から明浜町に来られ、2005年から無農薬で柑橘類などを栽培。ブラッドオレンジのジャムやみかんジュースを販売されていました。
ライヴ・アースまつやま
パティシエやブーランジェが使う「プロ用の材料・道具」が揃うお店「マルサンパントリー」のフリーマーケット部が出店。
ライヴ・アースまつやま
愛媛県産の食材を使用したスタッフの手作りパン&スイーツは、時々イベントなどで販売されているそうです。
マルサンパントリー:http://www.marusanpantry.com/
ライヴ・アースまつやま
かわいいお手伝いのお二人さん。親愛幼稚園の保護者による親愛クッキーは、幼稚園のバザー名物だとか。
ライヴ・アースまつやま
他にもたくさんの素敵なブースがあり、来場客は思い思いの場所で買い求められていました。
会場で使う音響の一部を自転車発電でまかなうように、みなさんに協力をお願いしていました。
「少し重い!」と言いながら頑張ってこぐ子どもも、そして伊藤さん自身も協力。
自転車→発電機→バッテリ→インバータ→スピーカーと繋がっており、リサイクル品を使用した自転車です。楽しみながら繋がっていく・・・主催者側の気持ちがとても伝わってくる一つですね。
ライヴ・アースまつやま
発電電圧を測定し画面に表示されていて、分かりやすいですね。だいたい13.0ぐらいがベストだとか。
ライヴ・アースまつやま
そしてメインのライブでは、歌手の元ちとせさんやUAさんら5組が登場。歌に合わせて踊ったり、歌声を聴いたりと楽しんでいました。
ライヴ・アースまつやま
このライヴ・アースまつやまは、「環境問題を身近なところから感じ、様々な繋がりの中で解決策があることを楽しい企画を通し伝えたい。人と人、想い、などが繋がっていく場です。点でしかなかったものが、線へ形へと立体的に物事が動き考え方も変わって行けるスタートライン。ライヴ・アースまつやまを利用して、たくさんの方々の出会いがうまれて広がってほしい」と、ライヴ・アースまつやまを開催されている主催者の高岡さんから素敵なメッセージを頂きました。
またこのライブ以外には、3.11以降は原発震災に合われた方の長期保護受け入れなどをされています。

伊藤さんは、今回の取材に参加して「環境について」「食について」確かに私自身少し変わったような気がしますと言われていました。
ライヴ・アースまつやま
そして会場で参加されたブースの方に、このイベントのことを聞いてみました。
「ライブが聴きたくてきた人、お友達が出店しているからと来ている人、ボランティアに誘われてきた人、目的はそれぞれだけど 少しでも環境のことをリユースの食器やブースの食で意識することができれば、それでいいのではないでしょうか」と。
小さなことから始められる何かを、楽しいイベントを通して学び感じる・・・素敵なことですね。

ライヴ・アースまつやま:http://liveearth-matsuyama.com/

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