2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
瀬戸内と地中海の二つの”海”が結びつけた愛媛の酒とスペイン料理。「mar」の誕生!
「スペイン料理と調和する愛媛の日本酒」の試飲会が、愛媛県松山市一番町の「蔵元屋」で1月16日と17日の2日間行われた。
昨年11月に審査会を行い、食材などの違う5種類のスペイン料理と調和する愛媛県下の蔵元が造った県下の原料(米など)を使用した純米酒を選ぶ。今回は15銘柄の地酒が選ばれ、スペイン語で”海”を意味する「mar(マール)」と名付けられた。
瀬戸内海と地中海の二つの”海”が結びつけた愛媛の酒とスペイン料理。”海”を介し、新しい出会いである。
marのロゴは、瀬戸内海と地中海それぞれの海の水面と、それが出会い重なることで新しい水面が出来ることを表している。
なぜスペイン料理なのか・・・私たちが食べている”和食”の概念に似ているのが、地中海料理だそうだ。その地中海の中でもスペインは、愛媛と同じように魚介類や豆・穀類に恵まれ、気候も文化的もよく似たところがある。そこでスペインの有名なスペイン料理店で、日本酒のマリアージュをしたところ地元の方々に賞賛の声を頂いたそうだ。400年以上の歴史を誇る愛媛の酒と、スペイン・カタルーニャ料理の出会いともいえよう。
試飲会には料理ごとに3銘柄選ばれており、合計15銘柄を試飲した。
わかりやすいようにコップには、それぞれの銘柄が書かれている。
スペイン料理は、松山市一番町の「Vino y Tapas Vaso de oro(スペインバル・バソデオロ)」の料理である。
生ハムやトマトのオリーブオイルかけ・スパニッシュオムレツなどの料理が用意されており、参加した日本酒愛好家が3銘柄を試飲していた。
スペイン料理を食し「オリーブオイルが特徴的ですね」やmarとの相性に関して「どれも美味しい。でも私的にはこれかな。」などと、参加された方同士で意見をいいながら試飲を楽しんでいた。
「mar」は、1月25日から愛媛県内のデパートなどで発売である。
「mar」15銘柄
石鎚「純米吟醸」/石鎚酒造(株)・初雪盃「特別純米」/協和酒造(株)・日本心「純米大吟醸」/武田酒造(株)・京ひな「純米大吟醸」/酒六酒造(株)・野武士「純米吟醸」/(有)正木正光酒造場・雪雀「純米吟醸」/雪雀酒造(株)・華姫桜「にごり純米原酒」/近藤酒造(株)・伊予賀儀屋「純米」/成龍酒造(株)・行光「純米」/田坂幾市朗・城川郷「特別純米」/中城本家酒造(名)・千代の亀「純米吟醸」/亀岡酒造(株)
「mar」HP:http://ehime-mar.jp/
蔵元屋HP:http://www.yokota-sake.com/kuramotoya/