• アクセス
  • お問い合わせ
  • Instagram
  • Facebook

2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|イベント

「道後オンセナート 2014」からの継続作品

道後温泉本館改築120周年の大還暦を迎えたことを記念して「道後オンセナート 2014」を2014年に開催しました。「最古にして、最先端。温泉アートエンターテイメント。」をテーマに、温泉という地域資源にアートを取り入れ様々なイベントなどを繰り広げました。2014年12月31日をもって終了となりましたが、継続作品が3作品あります。また道後オンセナート 2014の事業一環で開催された「HOTEL HORIZONTAL」も6施設が継続し、新たに2015年5月1日からは「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」が始まっています。

【アートモール】

■「FABULA – 寓話- 」/リリアン・ブルジェア(期間:無期限/場所:「椿の湯」壁面/時間:終日)
鷺(さぎ)伝説にはじまる道後の古い歴史物語を立体化し、道後温泉・椿の湯の壁面にレリーフとして表現。こどもの玩具に似せた巨大な彫刻が壁からせり出し不可思議な感覚を生じさせるとともに、伝説に本来なら登場しない動植物が周囲を囲み、ユニークな空想物語を提示します。

椿の湯

リリアン・ブルジェア
1970年フランス・ベルフォール生まれ、ディジョン在住。1994年にエコール・ナシオナール・スペリウール・デ・ボザール(ディジョン)を卒業。フランス、ヨーロッパを中心として多くのグループ展、個展で作品を発表するかたわら2008年よりエコール・ナシオナール・スペリウール・デ・ボザールで教鞭をとる。また、近年はパブリックスペースを活用したプロジェクトを積極的に行っている。

 

■「LASTing WAVE」/川瀬浩介
(期間:無期限/場所:ホテル椿館 1階ロビー/時間:7時50分~21時50分まで、毎時50分から10分間、光と音の演出を行います。)
さまざまな表情を見せながら光が明滅を繰り返し、心地よい音の響きが空間に広がります。川瀬浩介は作曲家として活躍する一方、2002年から光と音を用いたアート作品を発表しています。昨年までは「椿の湯」ロビーに置かれていましたが、本年度からはホテル椿館へと設置場所を変更しています。

道後オンセナート

川瀬浩介
道後オンセナート1970年京都生まれ 東京育ち2002年、光のための音楽『Long Autumn Sweet Thing』を発表し、美術家としてデビュー。以来、「間口が広く奥行きのあるもの」を追求している。2005 年には、愛知万博に参加。映像作品『ポピュラスケープ』の音楽を担当し、その雄大でロマンティックな楽曲は「この映像世界に魂を吹き込んだ」と評された。2010 年、第13回文化庁メディア芸術祭に、代表作『ベアリング・グロッケンI I 』が出展され話題に。2012年冬、東京スカイツリーで催されたイルミネーションイベントにて『光の音色~a t o ne o f l ig ht』を発表。2013年には、森山開次、ひびのこづえらとの恊働によるパフォーマンス『LIVE BONE』にてツアーを敢行し、デビューアルバムを3タイトル同時リリースした。

 

【 大影絵】

■「People’s Projections」/スティーヴン・ムシン(期間:無期限/場所:道後温泉冠山事務所壁面/時間:18〜22時)
「1000年先の道後温泉本館のまわりにある持続的な未来の姿とは何か?」をテーマに市民へのインタビューを行うワークショップを実施。そこから生み出された未来の物語を大きな影絵として展示します。

道後オンセナート

スティーヴン・ムシン
オーストラリア・メルボルン在住。エコロジーをテーマに、デザインとアートの分野で活躍。ドローイング、パペットワーク、子どもとのワークショップを通じたインスタレーション制作などさまざまなメディアで、サステナブルな、かつ、楽しげな空想未来を描く。

一覧に戻る