2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
|文化・歴史
二之丸史跡庭園
かつての藩主の邸、二之丸史跡庭園
2013年10月1日に「恋人の聖地」に認定された二之丸史跡庭園は、本丸を防衛する施設であり、松山城藩主の邸であった二之丸邸の間取りを柑橘・草花園や流水園で表現した庭園です。庭園内には東西18m・南北13m・深さ9mの防水用水として使用した大井戸、癒しの音を奏でる水琴窟、茶会や句会などの文化的な催しに利用出来る聚楽亭などがあります。また梅・アセビ・桜・アジサイ・サザンカなど四季折々の花を楽しめ、見事な紅葉は見所となっています。
恋のパワースポット 恋人の聖地
年間500組近くの前撮りの場所として人気があり、和風情緒溢れる二之丸史跡庭園は恋人の聖地に認定され、さらに恋のパワーが増しています。大井戸には「Lover’s Sanctuary 恋人の聖地[松山城二之丸史跡庭園」と書かれた的を設置。投げたコインが的にのればさらにお互いの気持ち(愛)が深まり、コインを投げれば願い事が叶うと言われています。
2010年に庭園設備前の発掘調査時、2名の名前が彫られた帝政ロシア時代の10ルーブル金貨が大井戸から出土しました。この2名はロシア兵の男性捕虜と日本人女性看護師として実在していたことが判明し、この金貨は国境を越えたラブロマンスの証などと考えられています。