2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
|文化・歴史
昔の面影濃く残る道を歩く
標高132mの山頂にある松山城本丸への徒歩登城は4ルートで、約20〜30分でそれぞれ見所があります。江戸時代そのままの傾斜で登って行く徒歩のみの道。木々が覆われた昔の人が歩いた路を、ゆっくりと登るのも松山城に来た楽しみ方の1つです。各ルートの見所をご紹介します。
※マップをクリックすると、PDFが開きます。
東雲口登城道
加藤嘉明の銅像で迎えてくれる東雲道は、東雲神社参道から1番整備された路を進みます。ロープウェーや電波塔があり今昔が混合した道で、大手門跡より松山城天守を眺められます。
県庁裏登城道
風格ある県庁裏から登り、山腹から侵入する敵を阻止する「登り石垣」を間近で見られます。国内の現存12天守の城郭では、松山城のほか彦根城だけに確認され貴重なものです。
黒門口登城道
堀之内公園から登り、反り返った石垣や上から眺める二之丸史跡庭園、鬱蒼とした森の中や江戸時代の舗装が残っている場所など見所満載。長い階段を登ると戸無門・筒井門をくぐり本丸へ。
古町口登城道
県庁裏登城道と合わせて造られ、ある程度の整備された鬱蒼とした樹木の中を進みます。木々の間から石積みの美しい石垣が眼前に現れ、乾一ノ門跡の裏など昔の面影が濃く残っています。