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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|イベント、グルメ

愛媛県農林水産物を使用したプロによる新たな挑戦!

プロの料理人が愛媛県産農林水産物を使用した新しいメニューに挑戦する「えひめの『食』料理コンクール」が、2015年2月19日にいよてつ髙島屋で行われました。和食・洋食・中華の3部門に、県内のホテルや飲食店のシェフ約60名の独創的な創作料理が並びます。
今回の指定食材は、和食部門ではみかん鯛・鬼北熟成雉・愛媛格付共販乾しいたけ、洋食部門は伊予牛「絹の味」黒ラベル(使用部位はらんいち)、中華部門は媛っこ地鶏・柑橘(「愛」あるブランド産品に認定されているJA産品)となっています。またその全食材価格は1人前1食分で700円、予定売価は一律2,000円という食材価格の規定もあります。これらの指定食材と付け合せをプロ2名と一般の審査員5名による計7名が試食し、見た目(見栄え・色彩)・味覚・バランス・創造性・基本事項の5項目について総合的に評価。プロは最大25点、一般審査員が最大3点で総合計を考慮しながら審査会で話し合い、最優秀賞(1点)・優秀賞(2点)・審査員特別賞(1点)の合計4点を各部門で選びます。

えひめの『食』料理コンクール

プロの料理人が参加する県内最大規模のコンクールとして2007年から開催され、今回8回目。年々、技術が高度となり甲乙付け難い作品に仕上がっているため、審査員にも熱が入っていました。プロだけの審査ではなく実際に食する一般の人による審査によって、偏った評価にならないようにしています。

えひめの『食』料理コンクール

えひめの『食』料理コンクール

審査の結果、最優秀賞に和食部門は末廣徹明さん(道後プリンスホテル)、洋食部門は山田竜史さん(ベルフォーレ松山)、中華部門は喜舎場盛孝さん(中国料理 胡桃)が選ばれました。

えひめの『食』料理コンクール

【えひめ愛フード推進機構最優秀賞】
和食部門 末廣徹明さん(道後プリンスホテル、松山市)
「鬼北熟成雉ロール 春巻きリング」みかん鯛煎餅 黄身酢ソース殻盛り 新芽葱とカダイフの巣篭り

えひめの『食』料理コンクール

えひめの『食』料理コンクール

洋食部門 山田竜史さん(ベルフォーレ松山、松山市)
「伊予牛ランプランプ肉のローストビーフ唐川びわの葉の瞬間スモーク」
ハートオニオンのソース 3種類のジュレと伊予牛ランプ肉のスップリ 地物野菜のムースを添えて

えひめの『食』料理コンクール

えひめの『食』料理コンクール

中華部門 喜舎場盛孝さん(中国料理 胡桃、松山市)※喜舎場さんは都合により参加されませんでした。
「媛柑二味」〜媛っこ地鶏と伊予柑、2種の味わい〜

えひめの『食』料理コンクール

えひめの『食』料理コンクール

指定食材が1つのメニューに集約されているか、彩りはどうか、1つの皿に適量でありバランス良く盛りつけられているか、そして味付けはどうかなどを総合的に判断した結果、皆さん大差はなく接戦で審査も苦労しました。皆さん工夫をこらし見た目にもいいものを作っていますが、人の作ったものを見て影響を受け次回に活かして頂きたいです。また普段あまり使う機会がない指定食材もあり、このような機会を通し愛媛の食材をより使用し日本中に広めてほしい、と各部門の審査員長から評価と今後の取り組みについて話しがありました。

えひめの『食』料理コンクール

えひめの『食』料理コンクール

えひめの『食』料理コンクール

瀬戸内海の温暖な気候と海に囲まれた島国の愛媛県は、山海の幸に恵まれています。愛媛県では「愛媛産には、愛がある」を基本コンセプトとした農林水産物及び加工食品を「愛」あるブランド産品に認定し、消費や販売拡大に繋がるよう取り組まれています。この「えひめの『食』料理コンクール」も愛媛県産農林水産物を使用した料理をプロの手によりメニュー化することで、多くの人に味わって頂こうという想いで行われています。
良い食材でその食材の味を活かしたプロによる料理を味わい食材の消費に繋げる、またプロの腕もより磨く・・・そこには様々な人の熱き想いが込められており、ストーリーがあります。来年もまた新たな愛媛の料理が誕生し、多くの人を楽しませてくれることでしょう。

えひめの『食』料理コンクール

最優秀賞及び同優秀賞は、各店舗でアレンジなどをしてランチとして提供されます。また各部門最優秀賞を受賞した3名が今年もチャンピョンを決めるスペシャルコンクールを実施。この催しは2015年3月23日(月)19時からあいテレビで放映されます。
えひめの「食」料理コンクールは、「愛」あるブランド産品のPR及び地産地消の推進を図るため、えひめ愛フード推進機構などが主催。プロの調理師を対象とした料理コンクールを開催し、調理師に愛媛県産農林水産物に対する理解を深めてもらうと共に、消費者へえひめの「食」情報を発信する事を目的としています。

えひめの『食』料理コンクール

【えひめ愛フード推進機構優秀賞】
和食部門 清水源啓さん(はなゆづき 松山市)
「みかん鯛3種」造り・昆布締め・錦糸巻き

えひめの『食』料理コンクール

和食部門 平田健人さん(国際ホテル松山、松山市)
「みかん鯛 芋寿司」酢取り茗荷

えひめの『食』料理コンクール

洋食部門 岡本薫さん(東京第一ホテル松山、松山市)
「昆布締めした伊予牛のローストと煮込みのカダイフ揚げ 梅赤ワインソース 春の山菜添え」

えひめの『食』料理コンクール

洋食部門 金井美沙さん(東道後のそらともり、松山市)
「伊予牛絹の味黒ラベルと赤い雫のマリアージュ”春への誘い”」

えひめの『食』料理コンクール

中華部門 山下大輔さん(赤坂四川飯店松山店、松山市)
「媛っこ地鶏のスモーク ホットサワー仕立て〜セミドライの甘平と共に〜」

えひめの『食』料理コンクール

中華部門 井口大樹さん(国際ホテル松山、松山市)
「媛っこ地鶏と甘平のパリパリみかん仕立て〜周桑の彩り温野菜」

えひめの『食』料理コンクール

えひめの『食』料理コンクール

【審査員特別賞】
和食部門 重見壮志さん(道後やや、松山市)
「みかん鯛変わり蒸し」潮橙餡

えひめの『食』料理コンクール

洋食部門 神原佳考さん(ますや旅館、今治市)
「伊予牛絹の味 ランイチを3種の料理法で」
それぞれの食材との妙(山葵・味噌・エスニックスパイス&蜜柑)林檎と粒マスタードのソースで

えひめの『食』料理コンクール

中華部門 後尾卓男さん(松山ワシントンホテルプラザ、松山市)
「媛っこ地鶏の北京ダック風ロースト 伊予柑マーマレードソース」

えひめの『食』料理コンクール

えひめの『食』料理コンクール

他の作品はこちらから

2013年のえひめの『食』料理コンクールはこちら:http://ritoumeguri.com/4063/
2014年のえひめの『食』料理コンクールはこちら:http://ritoumeguri.com/14674/

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