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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|その他

木を知ることは、人を知ること、木と人の新しい関係

組木 
高橋代表のことばに「木にいらない部分はない、自分の必要としている場所が見つからないだけで、どんなものにも必要とする場所はきっとある。」というのがある。端材も集成材も無垢材も節のある木も全て同じ木で、生命(いのち)が宿っていたことを忘れてはならないという意味である。
そして、
花に花言葉があるように木にも木言葉がある。
それは日本人が古来から大切に育んできた木の物語から生まれた言葉で、木がもつ多様な歴史、由来、文化、民間伝承など、これらにを口伝などで伝承してきた「物語る人」を木材業界が育て、そこから、木を見る、木に触れる、木を使う、木を感じる、木と共に生きる、日本人の心を次世代に引き継いできたからに他ならない。
本来、人と自然とは共存してきたのであるが、正確には自然の中で生かされてきたと言った方がよいであろう。それがいつの間にか周りを見なくなり、結果として自然を蔑ろ(ないがしろ)にしてきたのではないか。
その人の驕りが、人の様々な矛盾と対面したとき、それは、辛く苦しいものになり耐えられなくなるのである。だからこそ、私たちは、自然を再認識して共に共存していく事を知る必要があり、大五木材の木の職人は木そのものに着目した。

人の社会ではそれぞれの役割分担が決まっているように、木もそれぞれの得意不得意がある。私たちはそれぞれの特性を生かした使い方で、木の魅力を最大限に引き出してあげることが大事である。よく端材は廃材という事を耳にするが、基本的に廃材なんていうものは存在しない。それは、それぞれの役割分担を明確にしてあげることで生きてくるのである、言い換えると、人間に個性があるように木も個性がある。木のプロはその個性を見分けてあげることが大切な仕事、それは、木の特性を求められているところに使い、必要とされる場所にあてはめることが最大の目的といえる。それは、木の魅力とは全てに理由があるということ、決して無駄なものは無いという事を知る事で初めて出来るのである。
そのために私たちは、木の理由を知るために出来ることは何があるのかを常に木に問いかけ続けている。そうすれば、木の世界をもっと深く理解し知ることで、さらに面白いものになるであろう。
店内1

受賞経歴
2008年 平成20年度 松山市市民活動推進事業表彰受賞
2008年 第4回 松山ブランド新製品「NEXT ONE」にて優秀賞 「森のかけら」
2009年 四国山の日賞受賞・森林環境教育部門
2010年 第4回 キッズデザイン賞受賞・フューチャープロダクツ部門
      「今だからこそ子どもに伝えたい日本の木36」
2010年 日本APEC(横浜)「JAPANEXPERIENCE」において
      【森のかけら100・日本&世界】が展示。
森のかけら
世界中の木を見てみたい、触ってみたいという木材屋の好奇心と端材を捨てたくないという思いから作り上げたのが「森のかけら」。木をキューブ状にカットしそれを桐のケースに並べたもので、「森のかけら・世界100」「森のかけら・日本100」とがある。それぞれ120種類のなかから好きな物を選び、ネームプレートがついてひと目で木の色や質感がわかるようになっている。100種類のキューブが並んでいる様はまるで大人のアートプレートと言っても良いだろう。
森のこだまHPより 
「森のこだま」高さ49㎜×直径39㎜の小さなタマゴ形のオブジェ
テーマは森の中で息づいていた木から生まれた森の記憶のかたまり、すべすべした表面の小さなタマゴを手にするとき、伝わってくるのは大きな森の息遣いかもしれない。

1998年1月より、木に関する情報やエピソード、新商品紹介や各種イベントなどの案内を掲載した通信誌を作っています。月刊「適材適所」を発行しすでに155号を迎えた。(年間購読1,000円(カラー+500円)で送付)
カエル
ハンドルを回すと向かい合ったカエルが話をはじめる
ラッコ
手前のしっぽをもって動かすと貝殻を割る動作が可愛らしい
森のたまご
森のこだまより一回り大きい森のたまご、本当にたまごのサイズで触っていて心地良い
店内2

【株式会社大五木材】
住所:愛媛県松山市平田町455
電話番号:089-979-2238
営業時間:9~17時
定休日:日曜・祝日・第2土曜
駐車場:あり
株式会社大子木材HP:http://morinokakera.jp/index.html


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