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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|グルメ

体にいい素材から独自の「ゴマダレスープ」が生まれる

「きれいに元気に健やかに」をコンセプトにしている「のっぴんらー麺」は、独自のゴマダレスープを考案。また地元の食材をラーメンの具材に使うなど、地産地消を大切にしている。

のっぴんらー麺

のっぴんらー麺のオーナー篠原勲さんは、地元伊予市の高校を卒業後に東京の中華料理店で修行。後に中華の道を見極めることも考えたが、ラーメンの魅力に惹き付けられた。「ラーメンは単品で完結するメニューであり、1つの器の中にスープ・麺・具材と単純な構成でありながら無限の奥行きと広がりを創造出来る。また修行中に薬膳料理も学び、その経験を活かすことができないか。」と思ったそうだ。

「ラーメンを毎日でも食べて欲しい」その想いの篠原勲さん

のっぴんらー麺

そして、これまでにはない全く新しいラーメンを作り上げた。これが、のっぴんラーメンのベースである「ゴマダレスープ」である。ラーメンのバリエーションも、こってり・あっさり・スーパー・味噌・醤油・塩など15種類(2012年10月末現在)と多種多様である。

人気の「ネギ塩」はさっぱり

のっぴんらー麺

「ラーメンを毎日でも食べて欲しい」その想いは、体に良い食材を使う事に繋がった。
ごまは体に良いとされるセサミンや5大栄養素のミネラルを多く含み、不溶性の食物繊維で便秘にも効果的である。また鉄分・カルシウムが豊富なので貧血予防に、多く含まれるマグネシウムがカルシウムの働きを助け体温調節やホルモンの分泌にも欠かせない栄養素の塊と注目されている。
また一般的のラーメンは塩分5〜10g使用しているが、のっぴんらー麺は全部飲み干しても3.5gである。また動物性油ではなく、全て植物性油を使用している。コンセプトである「食べて健康に元気に綺麗になれるもの」となっている。

のっぴんらー麺

半チャーハンセット

篠原さんの想いは独自のラーメンを作る事だけに留まらず、2010年にラーメン組合を作る。
各店舗が切磋琢磨しながらそれぞれが頑張ってきている現状から、各店舗の特色を生かしつつ協力し合いラーメンファンを増やしていこうと考えた。それはこれまで16年間、のっぴんらー麺を育ててくれた愛媛・松山に恩返ししたいという想いからである。また地元の他業種とコラボし、新メニューの開拓にも試みる。
その1つの試みが、2012年10月にラーメン博で出品した「伊予路のみそらーめん」である。地元のギノー味噌と、松山麺業支部の協同開発により誕生。生産日本一の愛媛県の裸麦から作られた麦味噌をベースに、養殖真鯛出荷量日本一の愛媛県産宇和島の養殖真鯛を活き締めし、その身をほぐし入れたものである。味噌職人とラーメン職人とが本気でぶつかりあい、試食を何度も繰り返しながら完成させたものである。まさに匠の技の結晶と言えるのではないだろうか。

「カリッ」とした皮の餃子

ふわふわの玉子がたっぷりの「のっぴんふわたま」

のっぴんらー麺のベースであるゴマを活かした「ごまドレッシング」を、篠原さんは開発した。フジテレビの社員食堂や、新橋の旬彩館(2012年11月1日より)で販売など、人気がある。
ごまドレッシングには、愛媛県宇和島産のブラッドオレンジを100%使用している。イタリア地中海原産といわれるブラッドオレンジは、コクのある甘さと酸味がタップリの果汁とあわさって濃厚な香りと独特な味わいを醸し出す。伊予柑や温州みかんには少ない強烈な香りを活かした一品となっている。

のっぴんらー麺

2013年、全国ヘルシー中華料理コンテストで金賞した「愛媛三珍麺」はこちら

【のっぴんラーメン】
住所:愛媛県松山市中央1-5112
営業時間:11〜15時、17〜24時
定休日:無休
駐車場:13台(無料)
HP:http://www.noppinramen.com/
FB:https://www.facebook.com/Noppinramen


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