2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
新たに生まれた愛媛のスイーツ
えひめスイーツコンテスト2014が、10月に道後温泉街の大和屋本店で行われた。
愛媛県産農産物等を使用した「えひめのスイーツ」コンテストで誕生した新スイーツは、プロ(生菓子・ギフト部門)・アマチュア・学生の3部門からなる。全国から総数256作品の応募があり1次審査で入賞した30作品を、パティシエの鎧塚俊彦氏・和泉光一氏や一般人らが試食する最終審査により賞を決定する。
プロ部門では「柑橘を含む2種類以上の愛媛県産農産物を使用した和洋菓子」、アマチュア部門では「愛媛県産の産物を使用したロール菓子」、学生部門では「『縁結び』をイメージした和洋菓子」と部門ごとにテーマがあり、他にも様々な条件がある。条件・見た目・味などの審査により、プロ部門14点・アマチュア部門8点・学生部門8点の賞が決定した。また今回2014年10月から始まった「道後スイーツ物語」と連携させ、アマチュア・学生部門の優秀作品は商品化し、道後のホテルやカフェでの提供を計画されている。
2009年から始まった「えひめスイーツ」コンテストは、えひめ愛フード推進機構と愛媛新聞グループで行っている「えひめスイーツプロジェクト」が主催である。愛媛県内の農業者や製造・販売業者などの連携・協力し、プロ・アマ一体で「えひめスイーツ」の開発を目指すことを目的としている。
プロ「生菓子」部門受賞作品
【グランプリ】作品名:はなびより ~伊予の夏~氏名:大山 裕恭
使用産品:南津海、はだか麦粉、天辺紅茶、伊予柑、温州みかん
ポイント:愛媛の特産品を使い、夏を彩る花火をテーマに作った。花火ゼリーや、音の演出にもこだわった作品である。
『ケーキ工房 あるもに』
住所:愛媛県伊予郡松前町浜1087-1
TEL:089-984-8360
営業時間:9時半~19時半
定休日:火曜日
【準グランプリ】作品名: ma cheriene(マシェリーヌ)
氏名: 堀内 和子
使用産品: 伊予柑、 青いレモン、温州みかん、もち麦粉
ポイント:大人の女性が、ゆっくりとお茶をしたくなるケーキをイメージして作った。
『愛媛調理製菓専門学校』
住所:愛媛県松山市旭町107
TEL:089-943-7151
定休日:日曜日、祝日
プロ「ギフト菓子」部門受賞作品
【グランプリ】作品名:媛マロン
氏名:山内 雅人
使用産品:レモン、栗
ポイント:味を重ね形も重ね栗本来の風味を生かしつつ、相反する柑橘系のジャムが邪魔することなく後から広がる。
『ハタダ』
住所:愛媛県新居浜市船木甲2131
定休日:無休
【準グランプリ】作品名:Chocorange(ショコランジュ)氏名:藤田 敏子
使用産品:美生柑、南津海、レモン、愛らんどペースト、コンサントレ、はったい粉、小麦粉、塩
ポイント:高級感のあるショコラに優しい色合いのオレンジが、手にする人の心を和ませるお菓子である。
『愛媛調理製菓専門学校』
住所:愛媛県松山市旭町107
TEL:089-943-7151
定休日:日曜日、祝日
アマチュア部門受賞作品
【金賞】作品名:南瓜物語
氏名:藤原 恵
使用産品:古代米、かぼちゃ
【銀賞】作品名:ひめくろ ろーる
氏名:上杉 仁美
使用産品:きな粉、栗、黒豆茶、卵
学生部門受賞作品
【金賞】
作品名:坊っちゃんとまどんな
学校名:愛媛調理製菓専門学校
氏名:戸田 賀保子
使用産品:坊っちゃんかぼちゃ、紅まどんな、瀬戸内レモン、ネーブルオレンジ
【銀賞】
作品名:Opêra媛
学校名:愛媛調理製菓専門学校
氏名:二宮 彩希
使用産品:ネーブルオレンジ、瀬戸内レモン、甘夏コンサントレ、ポンジュース、はったい粉
これらの受賞作品は、プロ部門においては商品販売化される予定もある。またアマチュア部門・学生部門においては、イベントの際に出展したり店舗との交渉により商品化の可能性もある。
他の受賞作品はこちら
えひめスイーツプロジェクト:http://www.ehime-sweets.com/index.php