2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
食べ巡りツーリズム企画第7弾「和・食・美・アートの世界を道後舘で」
日本を代表する建築家黒川紀章氏設計による、江戸時代の情緒と現代が調和した和風旅館・道後舘。道後温泉街の高台にあり最高のロケーションと、一期一会のおもてなしの心で迎えてくれる。
そして今回の食べ巡りツーリズムでは、道後舘ランチ(喫茶ラウンジ「扇」珈琲当日半額券と道後舘駐車場5時間無料付き)とアメニティ充実の大浴場入浴、道後温泉改築120周年を記念して行われている道後オンセナートの一貫であるホテルホリゾンタルで谷川俊太郎「はなのいえ」見学となっている。そして食べ巡りツーリズムから申込頂くと、道後館ランチにソフトドリンクプレゼントという特典付き!開催日は、2014年11月18日(火)と11月21日(金)の2回である。
道後舘内にあるレストラン四季は、間仕切りを用いた個室風の落ち着く席で、親しい人との食事をゆっくり味わうことができる。四国松山道後の旬の美味しさを知り尽くした板長が懇切丁寧に作りあげる道後舘ランチ「珊瑚」は、昔から道後の地で親しまれ、愛されてきた郷土の味覚をかたくなに守り続けてきたこだわりの逸品。さらに時代の変化と共に進化し、育まれてきた新しい郷土の味覚とのコラボレーションは、四国の地に生き続けてきたおもてなしとおもいやりの味がする。(※料理写真はイメージ)
大浴場へ向かう淡い光の回廊は、温泉街の喧騒とは異なる静かな湯けむりの道。古くどこか郷愁をさそう道を通り抜けると石と木の野趣に富んだ和の空間の大浴場。御影石と木の柔らかく暖かい肌触りの浴場は、あつ湯・ぬる湯・打たせ湯・サウナ・寝風呂・露天風呂と、いろんな入浴を楽しむことができる。
道後温泉改築120周年を記念して行われている道後オンセナートの一貫であるホテルホリゾンタルで、谷川俊太郎「はなのいえ」を見学する。「道後に谷川俊太郎の仕事部屋が完成」をテーマに、道後舘の一室が変貌。庭に面した明るい窓辺に仕事机を置き愛用のパソコンを展示、室内には実際に使い込んだ自宅の品物である愛蔵書や調度品を展示している。また空間のあちこちに、「詩を本のそとに解放するデザインレーベル」oblaat(オブラート)による詩のインスタレーションを展示している。部屋と庭に様々な谷川俊太郎の詩が見え隠れする自由なアート作品を、約50分という見学時間のうえに、お抹茶・オリジナルお菓子「和菓詩」が付いてゆっくりと不思議な詩の世界を体感できる。