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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|その他

みんなのひろばオープンまであと少し!

第3回みんなのひろばワークショップが、2014年9月22日(月)に開催された。まず前回の班(4テーマ5班)で課題と今後の方向性を話し合い、最終ワークショップとなる今回は参加しての感想や意見などを述べる意見交換会と総評が行われた。

みんなのひろばワークショップ

第2回のワークショップで、イベント(2班)・マネジメント・ものづくり・情報発信の5班で各テーマについて議論した。今回も同班でほぼ同メンバーで、事前に宿題として出された内容について意見交換や方向性を話し合っていく。前回に引き続いての班というのは意見の深まりを見せ、話し合いもより熱意が感じられた。

みんなのひろばワークショップ

イベントA班の宿題は、「ひろば・施設のオープン後に自分が主催する企画を考える」である。
様々なイベントが出ていたが、単発から継続性を持たせるなど方向性がみえていた。またお茶席やお琴などのカルチャースクールなどは、まちづくりひろばのPRにも繋がるという意見がでていた。全体として地元を中心とした活動のアイデアが出されている。
イベントB班の宿題もA班同様である。投影の映画上映などのアートイベントを、一発目にしてみたいという具体的な提案があった。ひろばの建物をうまく利用した上映であり、道後などでアートが盛り上がっている今だからこそ繋がりをみせ広がって行く可能性がある。

みんなのひろばワークショップ

マネジメント班の宿題は、「自分がひろばを使ったり、管理する場合、守りたいルール○箇条(5〜10程度)を考える」である。具体的なルールが出る中、キーワードになったのが「言い方」である。「ダメ」という禁止では受け入れてもらえにくいので、「呼びかけ」という促す表現のほうが効果があるという使う側の立場に立った意見が出ていた。

みんなのひろばワークショップ

ものづくり班の宿題は、「ひろばにあったらいい・自分がつくりたいベンチの絵を描く」である。前回は、ベンチや菜園などを中心としたDIYに向けたアイデアが出る中、ベンチについて具体的な話し合いを進めた。四角の箱形ベンチを連結し「絵」を作る移動式ベンチは、子ども心をくすぐりそうな案であり便利で柔軟性をもつ。そのベンチ作りをワークショップの形で作ることにより、ものづくりからイベントと繋がる。

みんなのひろばワークショップ

情報発信班の宿題は「オープンをお知らせするキャチコピーを考える」である。「安らぎ・街・人・憩い・ひろば・期間限定」などをキーワードに、さまざまなキャッチコピーが出た。また情報発信の方法として、ロゴ制作やひろばの名前などの公募、伝言板や木の看板など広場を使った広告方法、ワークショップで作成した行灯を商店街から並べ誘導を図るなど具体的な案もでた。

みんなのひろばワークショップ

このように各班に分かれて具体案を出し意見を深めたが、繋がりがあり様々な可能性を感じる。ワークショップとは「みんなのひろばをつくる」という1つの目的もって話し合われるが、そこにはいろんな価値観の人との触れ合いや繋がりがある。これは後で行われた感想でも多くの人が言われており、接点のない人と同目的の議論を通して意思疎通が図れたことに喜びを得たようである。また話し合いをすることにより、形なきものを形にしていく面白さを感じた人もいたようだ。

みんなのひろばワークショップ

みんなのひろばワークショップ

「みんなのひろば」は専門家と松山市・市民の手により作られて行くものであり、市民の声を拾うワークショップの意見は拾い上げられ実際に生きたものとなるであろう。今回の「みんなひろば」は、2014年11月頃から2016年2月頃まで社会実験としてスタートする。行政という松山市から与えられたものではなく、みんなの手によって「作られていくひろば」になってほしいという想いで、市民で作るひろばとして今生まれようとしているのである。

みんなのひろばワークショップ

第1回ワークショップのレポート:http://ritoumeguri.com/20755/
第2回ワークショップのレポート:http://ritoumeguri.com/21656/
第3回ワークショップのレポート:http://ritoumeguri.com/23124/
みんなのひろばに芝張り:http://ritoumeguri.com/23150/

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