2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
松山市中央卸売市場開設40周年記念で10年ぶりに青果棟公開
松山市中央卸売市場開設40周年記念「VIVA市場!祝40周年大感謝祭」が、2014年10月12日に開催され大勢の客が詰めかけた。当日は青果棟を10年ぶりに一般開放し、野菜・果物などの販売や市場ならではの模擬ぜりなど様々な催しがあった。
市場代表者などの挨拶後、くす玉割りがありオープニングとなる。「食」の意識が高まる現在、安心・安全の食を届け続けていきたいという話しが関係者から行われた。全国各地からこちらの市場に入荷され、小売店を通し私たちの食卓に届くのである。生産者と消費者が繋がる橋渡しが、安心・安全のもとに行われているのである。
青果棟北側ブースでは、消防車・救急車・警察関係車両の展示などがあり記念撮影を楽しんでいた。
いっけん「食」と何も繋がりのないように感じるが「安心・安全」繋がりであり、食と生活の安心・安全が保証されているからこそ私たちは豊かな生活が出来ることを感じさせた。その横にはキッチンカーによる飲食販売や、市場のお食事処「でっち食堂」もあり訪れた人はゆっくりと過ごした。
広い青果棟内では水軍太鼓・クラシックギターの演奏をバックに、旬の野菜や果物などの青果物販売があり小売価格よりも安く市場ならではの価格に、両手から溢れるほど買い求めていた。また詰め放題のコーナーでは、多くの人が袋から弾けるほど詰めており、真剣な中に笑顔溢れる姿が見受けられた。
市場ならではの模擬ぜりでは、参加者は声を張り上げて価格を競い合い希望の商品を手に入れていた。普段からされている競り人の声は会場に響き盛り上げ、「普段の様子を垣間みたようだ」という声も聞こえてきた。続けて「痛快 野菜釣り」があり、竿についたS字フックをコントロールしながら野菜などが入った袋を釣り上げていた。先着300人限定100円で行われ、すぐに整理券は売り切れるという人気であった。
栄養相談・食育コーナーでは、各袋に入った野菜をパレットの上に乗せ、1日に摂取する野菜(380g以上)の組み合わせを体験して学んでいた。思っていた以上に意外と難しく「どれにしよう」と悩みながら調整をしたり、「こんなに摂ってないね」と親子で話している姿も見られた。
他にも様々な催しがあり、14時までの6時間訪れた人は楽しんだ。
毎月第4日曜日に開催している「街のまんなか日曜市」でおなじみの関連棟でも、物品販売などが行われていた。50回近く開催されている今、「街のまんなか日曜市」の認知度も上がり3〜4千人の人が訪れている。
街のまんなか日曜市のレポート:http://ritoumeguri.com/23071/
松山市中央卸売市場は1974年に開設され、市中央市場運営協議会主催で10年に1度大感謝祭を開催。普段入る事の出来ない場所を公開し、生産者→市場→小売店→食卓という流通を感じて、馴染みのない場所を身近に感じてほしいという想いで開催している。
松山市中央卸売市場の開設40周年を記念し、2014年10月12日(日)〜11月30日(日)まで市場大感謝キャンペーンを実施する。
【松山市中央卸売市場】
住所:愛媛県松山市久万ノ台348-1 松山市中央卸売市場
MAIL:info@kanren-matsuyama.com
問合わせ:市場管理課
TEL 089-924-2311
MAIL:sijou@city.matsuyama.ehime.jp