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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|イベント

俳句に想いを、高校生の夏

第17回俳句甲子園全国大会が、8月23日から24日にかけて2日間あり熱い戦いが繰り広げられた。
高校生が俳句の出来栄えや鑑賞力を競う俳句甲子園全国大会は松山市で毎年行われ、2014年の予選には29都道府県から87校119チームがエントリーした。

俳句甲子園

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初日は大街道商店街特設会場で開会式が執り行われ、選手宣誓により開幕した。予選リーグは全36チームが3チームずつ12ブロッグに分かれ各対戦3句勝負し、リーグ戦による総当たり戦で勝ち点などが多いチームより勝ち抜ける。そして午後から予選リーグを勝ち抜けた12チームによるトーナメント戦があり、最終的に開成高等学校(東京)・石川県立金沢桜丘高等学校(石川)・そして愛媛から愛光高等学校の3チームが翌日の準決勝戦に進める事になった。

俳句甲子園

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そして大会2日目の決勝戦では、敗者復活戦で勝ち抜けた洛南高等学校と開成高等学校が最後の戦いに挑んだ。
決勝戦は松山市総合コミュニティセンターで行われ、関係者並びに俳句愛好者などが大勢訪れた。

俳句甲子園

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兼題は「生」であり、開成高校は「踏切に 立往生の 神輿かな」に対し洛南は「さっきまで 生きていたから 生トマト」と披露。洛南高校の「トマト」をもぎ取ることで「生トマト」と変化する様子は、会場を納得させる応答となった。それに対し開成高校は、踏切前で足踏みする担ぎ手の姿や、「カンカンカン」という踏切音と「ワッショイ」とのかけ声など、その情景を浮かび上げる質疑応答となり、3—0で圧倒し2年連続8度目の優勝を決めた。
個人の最優秀賞は、愛知県立幸田高2年の大橋佳歩さんの「湧き水は 生きてゐる水 桃洗ふ」が選ばれた。

俳句甲子園

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全国高校俳句選手権大会は、愛媛県松山市で毎年8月に開催されている高校生を対象とした俳句コンクールである。正岡子規や高浜虚子など俳人の出身地が松山という関わりから、1998年に社団法人松山青年会議所が立ち上げた。初回は松山市と近隣の高校のみのイベントで、参加数9校。第4回から松山市が後援となり、現在NPO法人俳句甲子園実行委員会が主催。5人1組のチームで参加し、議論による俳句の鑑賞力を競いあう。地方大会および投句審査によって36チームが選ばれ全国大会に出場する。

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第16回俳句甲子全国大会レポート:http://ritoumeguri.com/10837/
俳句甲子園公式サイト:http://www.haikukoushien.com/

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