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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|施設

松山市中心地の憩いの場は松山市民・専門家・松山市により造られる

みんなのひろばワークショップの第2回は、2014年8月20日に開催された。前回から引き続き参加された方の中に新メンバー加わり、イベント・マネジメント・ものづくり(DIY)・情報発信班の5グループに分けられ各議題が設けられていた。

みんなのひろばワークショップ

最初に7月23日開催の第1回 みんなのひろばワークショップで出た意見およびそれを踏まえた広場設計についての説明、また梅岡設計事務所の梅岡恒治氏より広場設計の考え方について話しがあった。
また第2回ワークショップの前に中心市街地賑わい再生社会実験専門部会があり、関係者含め商店街の方などによる話し合いが執り行われた。この部会でも現場に赴き、松山市都市デザイン課より社会実験の基本的考え方や実施概要など説明があり意見が交換。そしてこの部会での意見も伝えられ、ワークショップの中にも取り入れられた。
このようにワークショップと部会、そして松山市都市デザイン課・専門家により「みんなのひろば」は造られていく。正しく松山市民で造り出す”憩いの場”なのであり、そしてそこには専門家による指導のもと進められる。

みんなのひろばワークショップ

みんなのひろばワークショップ

みんなのひろばワークショップ

第1回ワークショップが開催されて約1ヶ月経過し、現場の工事も着々と進んでいる。その時に出た案や意見なども反映され、丘や噴水などが形となっていた。しかし実際に丘に登ってみると高さを感じ、駆け下りた時の道路へ飛び出す危険性などの声が上がっていた。

みんなのひろばワークショップ

みんなのひろばワークショップ

みんなのひろばワークショップ

みんなのひろばワークショップ

5班に分けられたグループミーティングでは、グループリーダーを中心に議題について話し合う。その後、グループ別発表、東京大学大学院工学系研究科教授羽藤英二氏より全体好評が行われた。

みんなのひろばワークショップ

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ひろば・施設での賑わいイベント・活動について考える「イベント班(2班)」からは、子ども・大人・季節とテーマを設けた具体案が出た。例えば保育士を目指す人による紙芝居・フリーマーケット・地域の人との交流を図る防災訓練など、主に地元の人を対象としている内容であった。また、ワークショップ・カラオケ大会・カルチャースクールなど屋内の利用法についての案も出ていた。この場合、利用料金などをどうするのか?という課題が出てくる。

みんなのひろばワークショップ

ひろば・施設におけるルールづくりや管理・運営について考える「マネジメント班」は、騒音・犯罪・火元・スポーチ・落書き・ゴミ・ペット・安全面などの諸項目があがった。ルールづくりをしていく上で大切な項目となるが、人の行動いわゆるモラルに関わってくるであろう。
ひろばにおけるオプション(設け等)について考える「ものづくり(DIY)班」は、手作り感や便利さ・機能をもつベンチ制作や菜園について意見が出た。ワークショップで造る案は“みんなのひろば“というコンセプトに合う反面、全体のバランスを崩しかねない。その為にも設計者のアドバイスがあって、作製というように専門家の意見が必要ではないか、という。ここに専門家の指導が活きてくるのである。

みんなのひろばワークショップ

そしてひろば・施設やそこでの活動についての広報・情報発信を考える「情報発信班」からは、商店街・市民・観光客という3対象者にSNS・広告・報道・現地などを使うという提案があった。若い人を対象としたSNSから印刷物やテレビなどの画像を使用するなど、幅広い年齢層に合う手法があげられている。また商店街の人にも協力してもらいポスターの設置や現場の看板設置など、従来の方法などもあげられた。

みんなのひろばワークショップ

最後に羽藤氏から、部会であがった商店街の人の不安の声やまちなか広場の今後の取り組みなどについて話しがあった。前回のワークショップで現場を見て以来、再び行った人は少ないのが現状であったことに対し、ワークショップの時間だけがまちづくりではなく、終わってからも興味・関心をもち主体的に動いてほしいとアドバイスがあった。ある意味、すでに情報は発信されており、人から人へと繋がっているのである。

みんなのひろばワークショップ

2014年8月30日の愛媛新聞で記事になっている。(PDFをリンク)

みんなのひろばワークショップ

今回のワークショップで様々な意見が出たのを元に部会で審議され、第3回は9月22日に「みんなのひろばで実現案」についてワークショップが開催される。
第1回ワークショップのレポート:http://ritoumeguri.com/20755/

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