2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
風早地区の夜空と海・鹿島を彩る「風早海まつり」
2014年7月26日(土)、松山市北条の北条港外港で恒例の「風早海まつり」が開催された。当日はやや風が強い夜であったが、夏の風物詩を楽しもうと毎年約40,000以上と多くの人が来場する。鹿島を望む北条港岸壁には多くの屋台が出店し、家族連れなどで賑わった。
8時20分から約40分間のイベントが始まった。小さくて可愛らしい火の花が咲き、その後には見物客を覆うがごとく大きな花が咲き、見物客の驚きとため息がざわめきとなってどよめく。様々な花火の色・カタチ・光のキラメキが1つと同じものは無く、一瞬のドラマが繰り広げられ約48,000人を魅了。最後の大きなフィナーレを終え、静かな間の後には大きな拍手が巻き起こった。
「ドーン!」とあたりに響く大玉の打上げ花火、大迫力のスターマインなど、数多くの花火が松山市北条地区の夜空を焦がす。波間に揺れるはかなげな灯ろうの光と、海面に映し出されるきらびやかな花火が美しく競演。陽気で祭り好きの北条っ子たちが心待ちにしている花火大会だ。このまつりの名称にもなっている「風早」は、北条地区がかつて風早地方と呼ばれていたことに由来している。瀬戸内海に勇名をはせた河野水軍の本拠地だった土地としても知られている。
瀬戸内海に勇名をはせた河野水軍の本拠地であった風早地方、約4,000発の花火で北条の夜空を彩った。
この風早海まつりは、北条商工会の風早海まつり実行委員会が主催されている。
【風早海まつり】
住所:愛媛県松山市北条辻
駐車場:無料300台、1部有料
交通規制:16~22時に会場周辺で車両進入禁止
北条商工会HP:http://www.hojo-sci.jp/
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