2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
食べ巡りツーリズム企画第2弾『道後温泉ふなやで味わう食と癒し』
ただいま道後では、道後温泉本館改築120周年の記念イベント「道後オンセナート」を開催中である。その道後オンセナートのプログラムの1つ「HOTEL HORIZONTAL」は、道後地区の9ホテル・旅館に止まれるアート作品で、道後温泉ふなやでは葉山有樹氏作の優美な陶磁器の世界が繰り広げられている。
そこで食べ巡りツーリズム企画第2弾として、道後温泉ふなやで道後オンセナートを堪能していただこうと企画した。『四国・愛媛の旬の美味しさを味わう「道後オンセナート プレートランチ」と、陶磁器の落ち着いた空間でまとめられた部屋を見学し、「檜湯・御影湯・露天風呂・サウナ」で身も心も癒やされてみる』という内容になっている。
そして食べ巡りツーリズムから申込頂くと、「道後オンセナート プレートランチ」に抹茶と和菓子プレゼントという特典付き!!
開催日は、2014年8月4日(月)と8月7日(木)の2回である。
最初のお楽しみである「道後オンセナート プレートランチ」は、道後に昔から伝承されてきた料理の数々を、瀬戸内の豊かな地物食材をふんだんに使って温泉旅館「ふなや」の料理長が丁寧に真心込めて作り上げている。道後オンセナートプレートランチは、期間限定の今しか味わえない逸品。
松山で昔から親しまれてきた「五色そうめん」は、上品なダシと見た目の鮮やかさ、強いこしとなめらかな麺が特長である。また1つ1つ素材を吟味した可愛らしい手毬寿司は、瀬戸内の旨みたっぷりの魚介、蕪漬けのさっぱりした後味、海老の程よい甘さにとろける穴子と盛り沢山となっている。
松山道後の歴史と文化を共に育んできた老舗の道後温泉ふなや、時の味わいをこの機会に味わってみたはいかが。
道後温泉ふなやの大浴場は、檜湯・御影湯・露天風呂・サウナなど道後の湯を旅館で堪能できる。
道後だから体験できるホテルの温泉、それぞれがこだわりぬいた一流温泉旅館の大浴場で、家族や友人と一緒に、また自分へのご褒美に。ゆっくり、まったり、のんびり過ごしてみる。
そしてもう1つの楽しみは、「道後オンセナート2014・ホテルホリゾンタル/葉山有樹☓ふなや」を見学する。
歴史と伝統に裏打ちされた「ふなや」の和と洋の二間続きの部屋を、葉山氏が手掛ける。襖に仕切られた和室の空間を、一族繁栄を願う伝統文様・魚藻文の世界に変容。さらにオリジナルの陶板作品も調度品としてあつらえている。
葉山氏の陶磁器の世界は部屋全体が落ち着いた大人の雰囲気であり、陶磁器を内側から覗いているような面白さと、光と影の自然の動きがまるで生きているかのような錯覚に迷ってしまう。観るだけではなく、作品の一部となって面白さを体験してみてみるのも味わい方も。