2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
第2回愛媛の酒とスペイン料理の融合「mar(マール)」発表パーティーを開催
2014年6月4日。東京銀座エリアでも人気のある名店スペインバル”BAR de ESPANA Pero(バルデエスパーニャペロ)″にて、第2回愛媛県産100%の日本酒統一ブランド『mar(マール)』の審査会及び試飲パーティーが開催された。
「MAR」とは愛媛県酒造組合が実施する厳格な審査で、スペイン料理に合うと認定された愛媛の酒の統一ブランドのこと。事前に開催された審査会では、6銘柄が同点となり本当に選出が難しかったようだ。混戦の中、スペイン料理を代表する「生ハムの料理」「トマトの料理」「アヒージョの料理」の食中酒として、相性のよい銘柄がそれぞれ3銘柄ずつ全9銘柄選ばれた。
この日に新井シェフが腕を振るった料理は、「イベリコ豚の生ハムとサラミソーセージ」「ロシア風ポテトサラダ」「イワシの酢漬けトマト添え」「ナツメヤシのベーコン巻」「スペイン風ジャガイモのオムレツ」「サラダ」「マッシュルームのアヒージョ」「イベリコ豚コロッケとチーズのムニュエロ」「魚介たっぷりパエリアアリオリソース」である。
愛媛出身者や日本酒ファン、バルデエスパーニャペロのファンが、1つの会場で選ばれたばかりのmarを味わいスペイン料理に舌鼓を打った。
参加者のみなさんは「スペイン料理のオリーブオイルは油としての役割ではなく、日本の『だし』と同じく風味やうまみ・コクを出す食材として使用している感じだから日本酒とよく合う」「このお酒は、人生のうまみや甘味・重みを表現した深い味わいで、こちらは若い青年のようなフレッシュな味わい」といった各々の意見を交えながら、香り高いオリーブオイルをたっぷりと使った風味豊かな料理と、選ばれし愛媛の酒との融合を存分に楽しんでいた。
『生ハムの部』
協和酒造(株)初雪盃「特別純米」/栄光酒造(株)酒仙栄光”MAR”純米吟醸/石鎚酒造(株)石鎚純米吟醸別誂え
『トマト料理の部』
酒六酒造(株)純米大吟醸『獅子林』/武田酒造(株)日本心「しずく媛純米吟醸」/水口酒造(株)仁喜多津「純米吟醸」
『アヒージョの部』
成龍酒造(株)伊予賀儀屋「純米」/近藤酒造(株)華姫桜無濾過純米原酒しずく媛/西本酒造(株)大番「純米吟醸しずく媛」
瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクトサポーターの白澤いちご撮影・記事