2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
三津浜が賑わった2日間「瀬戸内しまのわ2014」春のメインイベント
2014年4月19日(土)20(日)の両日、『瀬戸内しまのわ2014』春メインイベント「しまのわ“まるごと”しまフェスタin三津浜」が、三津浜港と三津浜商店街にて開催された。
しまのぐるめ市、大型帆船 日本丸寄港イベント、海上自衛隊 艦艇来港、二日まるごと!三津三味など、盛り沢山の内容となっていた。
松山市公設水産地方卸売市場 駐車場にて、島の海産物・農産物を集めた「しまのわ物産市」「しま屋台」の「しまのグルメ市」を開催。同時にステージでは、地元アーティストによるライブが行われた。
「しまのわ物産市」「しま屋台」のコーナーでは、中島や興居島の松山の離島から、またしまなみの今治地区から、更に海を渡った広島県からなど、多くの出店が会場全体を埋め尽くし多くの人で賑わっていた。
中島の名物「みかんうどん」は、綺麗なみかん色の麺を熱々の温玉で頂く。温泉玉子・煮付けた竹輪、島で採れた揚げたての春菊・天カスを混ぜあわせる。このダシを使わない調理法では、みかん麺の風味をリアルに味わうことができる。
他には、会場前の広場で「しまのわキッズパーク」が開催された。滑り台やトランポリンなどの子ども達が夢中になるアトラクションで、終日子どもたちの元気な笑い声が聞こえていた。
「大型帆船 日本丸」寄港イベントとして、帆船の帆を張る日本丸実習生の訓練である「セイル・ドリル見学会」や日本丸船内見学会が開催。松山港外港第1ふ頭2号岸壁(5番ゲート)には、多くの人が訪れた。
また「しまのわグルメ市」西側の岸壁に、海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」の一般公開。
両日に併せて三津浜商店街周辺で、みつはまマルシェ・ライブ・スタンプラリー・トークショー・アートイベント・遊覧船体験などが開催された。
商店街のライブの音が聞こえてくるなか、地元で獲れた素材を使った鯛めし・焼き鯛むすび、ひじきのたこ焼き「しまったこ」、魚肉を加工炭火で炙った「しまのぼ」や、獲れたての食材を使った「イワシのアンチョビ」「イイダコのピリ辛オイル和え」やスイーツなど、県内外からおいしい店約80店舗が集まっていた。地元を愛する人たちのつくる新鮮で美味しものを頬張りながら、買い物をしている人の行列が途切れることはなかった。
中島ひじきをつかった「しまったこ」は、地元の人たちが考案。付け合せの醤油ベースのタレをかけ、ネギをまぶして口に頬張ると、口のなかに島の海が広がる・・・。ひじきとタコが程よく混ざり合いながらネギの刺激と醤油ベースのソースが事のほか、主張しすぎる事無く全ての食材を引き立て何個でも欲しくなる。
三津浜サンジャックの「ほうたれイワシのおつまみアンチョビ」は、そのまま食べても塩辛さをさほど感じない。素材を知り尽くし、素材を活かした味となっている。
地元のメディアの実況中継もあり、両日ともに賑わった三津浜である。
愛媛県のゆるきゃら「みきゃん」も参加し、会場に華をさかせた。
瀬戸内しまのわ2014:http://www.shimanowa2014.jp/