2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
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幻想に包まれる宮島
瀬戸内しまのわ2014がオープニングした2014年3月21日当日、会場となった広島県廿日市市の宮島で「しまあかり宮島」が行われた。18時からのオープニングセレモニーをスタートに、2014年5月11日まで幻想的な光を灯す。
宮島に訪れる人が多い中、フェリーの最終便の時間などから夜の宮島に訪れる人が少なく、8年ほど前から厳島神社などでライトアップする取り組みがある。今回の瀬戸内しまのわ2014に合わせて、行灯220個を店や旅館などの軒下に飾ることで夜の宮島を楽しんで頂こうという企画である。
宮島観光大使で建築家・造形作家の福島俊さんがプロデューサーであり、廿日市市の中学校生徒と一緒に製作にあたった。行灯の外枠は厳島神社の鳥居をイメージしたデザインでシンボルである朱色、側面には光が灯ると浮かび上がるように切り絵を貼り付けた。宮島の風景や歴史をテーマにした写真を元に、生徒にデザインや構成する。
オープニングではウェルカムオブジェの点灯式があり、広島県知事と愛媛県知事・福島さんにより点灯された。18時とまだ少し明るい時間ではあったが、その光は優しく訪れる人を迎えるかのように灯っていた。
期間中、宮島を灯す幻想的な光。宮島の歴史・伝統行事・風景美を表現した切り絵の行灯の光は、優しく迎えてくれるだろう。