2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
|グルメ
紅まどんな生産者視察
ゼリーのようなプルプルとした食感、甘い香りとやわらかい果肉には果汁たっぷりと口の中で広がる。今までにない新しい食感の柑橘「紅まどんな」である。11月下旬〜12月にかけて、紅まどんな出荷が始まる。
松山市吉藤町の紅まどんな生産者「門屋さん」の畑で、東京の大田市場で「紅まどんな」のセールスをされる野志市長も参加してお話しをお聞きした。
「生産者の2つの『ク』を知ってほしい。生産者の『苦労』と『工夫』が、美味しい紅まどんなを作り上げている」と市長が話された。
実際の生産においては様々な場面での手間が半端ないもので、文字通り1つ1つ丹精こめて丁寧に作り上げてきたものだけが出荷される。
門屋さんは紅まどんなを手にとりながら、紅まどんなへの想いをはなす。
紅まどんなは果皮がとても薄く、果肉が多いために同じサイズの柑橘より重い。そのため、実の成長に伴って枝が折れるので、紐で太い枝に縛っていく。また外皮が傷つきやすいため、ハウスなど雨よけ栽培が適しているそうだ。
愛媛県でした作られてない「紅まどんな」である。南香(なんこう)と天草の品種を掛け合わせて生まれた品種であり、全農えひめが「紅まどんな」として商標登録している。