2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。
羽歩(haho)
みんなに優しいもの、それは体にもいいもの・・・
オーガニックスィーツを提供する「羽歩(haho)」は、松山市中心地の末広通りから1本入った路地裏のビル1階にあります。自然溢れる木の看板と植物が入口で迎え、シンプルな店内はまるでお店のコンセプトの「自然体」を物語っているようです。
店内に入ると、ガラスケースの中にはマフィンやタルトの数々。たくさんあるわけではないけど、1つ1つが丁寧に作られ優しい色合いに仕上がっています。焼菓子は生菓子よりも日持ちが少し長く、時間が経過することでより味がいきてくることもあります。「内子産カキとグラノラの玄米マフィン」や「中山栗の玄米マフィン」など、しっとりとした生地に地元素材の味が優しく溢れ包み込みます。
オーナーの河端里香さんは、出来るだけ地元のオーガニックの旬素材を使用します。その素材の持ち味をまずは自分で知り、そしてより活かす・・・生産者の顔が見えるように仕上げることを大切にしたい、という想いでスイーツ作りに向き合います。そしてそれは生産者の想いを、河端さんが作るスイーツ通し消費者に繋いでいくことにもなります。またオーガニックとは有機農産物、また有機農産物を加工して作られた食品のことで、体にも心にも優しいスイーツということになります。
河端里香さんは専門学校を卒業された後、松山市で地産地消として有名なナチュレやブルーマーブルでパティシエ・料理など様々な経験をされ、夢だった店舗を2012年9月12日に持たれました。
食べることが大好きな河端さんは、特に気にせずに好きなものを食べられてきましたが、マクロビオティックと出会い考え方に変化が出始めました。マクロビオティックとは、穀物や野菜・海藻などを中心とする日本の伝統食をベースにした食事を摂ることにより、自然と調和をとりながら健康な暮らしを実現するという考え方です。様々な経験を経て「これからは自然体でありのままで生きていきたい」という思い強くなり、無理せず背伸びせず自然体で…そんな「かろやか」な日々を目指されるようになり、店の名前「羽歩」が誕生したそうです。今ではお客さんに「そのままで大丈夫ですよ」と伝えれるようになり、またお菓子を通して伝えわるといいな、と言われていました。
河端さんの「ほわっ」とした包み込むような温かい空間が店内に溢れ、穏やかな時間が流れています。1人ひとりを大事にしたい、その想いから無理せず自分で出来る範囲でされています。水・土曜日の週に2回のみCafeを営業し、基本的にお菓子工房として注文を受けた物を製造販売されてます。
【CAFF営業&店舗販売】
住所:愛媛県松山市春日町13-10 小田原ビル1F
TEL:090-4148-2469
MAIL:Satotosa3110@yahoo.co.jp
営業時間:TAKE OUT 水・土曜日
11時~20時まで(ラストオーダー17時半)
定休日:木曜日
駐車場:なし
ブログ:http://ameblo.jp/haho-kashiya/