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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|その他

「道後温泉開運めぐり」が2013年7月7日に、圓満寺より始まりました。

このプロジェクトは開運や恋愛をテーマにした道後まちおこしであり、古くより道後にある神仏仏閣をつなげ「開運めぐりルート」として提案。各所にさまざまな開運アイテムを新しく設置し、道後の新たな観光名所として紹介していきます。
地元の有志で行われる住民参加型プロジェクトで、道後温泉誇れるまちづくり推進協議会が主催されています。
「道後温泉開運めぐり」を通して広く知られていない道後の文化遺産を紹介し観光振興を図るものでもあり、また14年の道後温泉本館建設120周年に向けた記念事業の一環でもあります。

道後温泉開運めぐり

大悲山 圓満寺は、弘仁3年(812)の建立といわれる阿弥陀如来が本尊の寺院です。境内に湯の大地蔵という一寸ニ尺(3.67m)の大きな白塗りの地蔵尊があります。道後温泉に来た僧・行基が楠の大木に彫ったものと伝えられています。道後温泉の湯が止まった時に、この地蔵に祈願して湯が湧き上がったことから「湯の地蔵」、道後温泉に浸かった後にお参りすると寿命が延びるとされていることから「延命地蔵」、道後を火事から守る「火除け地蔵」として、また「火除け」から転じて「浮気封じ」・「夫婦円満」のお寺とされ親しまれています。

道後温泉開運めぐり

第1弾としてスタートした7月7日は晴天に恵まれた中、関係者や地元の方が約100名来られ幕を開けました。
プロジェクトの説明後、15代目住職・宮川温洋さんによる祈祷の中、特大寒柝(かんたく)奉納がありました。

道後温泉開運めぐり

寒柝とは、消防署の出初め式などで使われ、火除け祈願や災害除けのシンボルで、火除けが転じて浮気封じのご利益もあります。
この特大寒柝は、1丈2尺の湯の大地蔵尊にふさわしく、長さ1.5m・重さ約60㎏以上もあるそうです。

道後温泉開運めぐり

小さな寒柝もあり、境内に響き渡る高く澄んだ音色で湯の大地蔵尊の恩恵にあずかります。

道後温泉開運めぐり

開運アイテムは様々あり、松山市の市花である「椿」をお題にした俳人神野紗希さん考案の名前埋め込み型の「俳句絵馬」です。
圓満寺のご利益にあやかるように、4タイプの俳句があります。また無地もありますので、自由な願い事も書けます。
ちなみに恋愛成就の俳句絵馬は、「落椿 ○○の恋の火 ひとつだけ ○○」(○○には相手と自分の名前を記入)

道後温泉開運めぐり

俳人神野紗希(こうのさき)さんは、愛媛県松山市生まれ。松山東高等学校時代に放送部に所属、俳句甲子園を取材したことをきっかけに俳句を始められました。第四回俳句甲子園決勝戦で詠んだ「起立礼着席青葉風過ぎた」は、今もとても好きな一句だと言われていました。
今回詠まれた「汝にわれ樹にさえずりのある限り」は、「君には私がいるよ。樹の鳥がさえずっている限り」という意味であり、数か月前にご結婚されたばかりの愛する旦那さまへの恋文だそうです。

道後温泉開運めぐり

神野さんは現在東京にお住まいですが、今回のプロジェクトに最初から関わっており、「このような企画にかかわれて、とてもうれしい。またこのようなプロジェクトを通して地元や県外の方に、より俳句を気軽に感じていただければ・・」と言われていました。

道後温泉開運めぐり

神野さんが恋の俳句を集めて作ったおみくじです。全60句ある恋の俳句の中には、正岡子規や種田山頭火・高浜虚子・夏目漱石の俳句も入っています。恋の俳句は、幸せな句だけではなく悲しい句も多くあります。どの俳句を引き当てるかは、湯の大地蔵尊のおぼしめしとか!ちょっとドキドキ、ワクワクしますね。

道後温泉開運めぐり

道後温泉開運めぐり

色鮮やかな「お結び玉」は、道後温泉の「湯玉」をモチーフにしています。1つしかない「お結び玉」(300円)は、地元の方によりちりめんなどの和服地で手作りされています。

道後温泉開運めぐり

湯の大地蔵尊と同じように、左手のひらに「お結び玉」をのせて一心にお願いごとをします。願い事をしたら境内に結ぶか、持ち帰ってもいいそうです。

道後温泉開運めぐり

道後温泉開運めぐり

最後にお札を一枚取り、お願いごとが叶ったら、お礼参りの際にお札返納箱へ返納します。

道後温泉開運めぐり

どのような願いごとをされたのでしょうね。

道後温泉開運めぐり

道後温泉開運めぐり

おみくじお菓子は、道後温泉駅近くにあるレグレットカフェ 歩音で販売中。
また第2弾は秋ごろに予定されているそうです。

道後温泉開運めぐり

「四国八十八箇所霊場」と同じく、「西国三十三所観音霊場」があります。西国三十三所とは近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場であり、その西国三十三観音がこちらの圓満寺の本堂にあります。

道後温泉開運めぐり

萬延元年(1860)に道後地区の人の手により作られた観音はどのお顔も優しい顔立ちですが、29番目の観音(松尾寺)・馬頭観音は観音としては珍しいひどく怒った姿をされています。それぞれ屋号で記されており、8番目は残念ながらないそうです。西国三十三の観音像は、声をかけて頂ければ拝見することも出来ます。

道後温泉開運めぐり

道後温泉開運めぐり

このことを記された古文書もあり、語り継がれたものを感じました。

道後温泉開運めぐり

本堂前には、松山を中心に活動した俳人・臥牛洞狂平の仮名詩碑があります。日本で3基しかないという珍しい碑です。

道後温泉開運めぐり

また境内にある地蔵は水琴窟になっていて、水をかけて耳を澄ますと竹筒から透き通った美しい音色が聞こえてきます。

道後温泉開運めぐり

道後温泉開運めぐり

瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクトショートプランでもご紹介しています。
「道後・御利益めぐり」:http://ritoumeguri.com/plan/4975/

【大悲山 圓満寺】
住所:愛媛県松山市道後湯月町4-49
電話番号:089-946-1774
拝観時間:5~17時
駐車場:無
料金:えまたま500円・俳句恋みくじ100円・お結び玉300円


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