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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|その他

トークサロン「農林水産資源の宝庫・愛媛の産業と地域づくり」に参加してきました。

愛媛大学南加ホールで、3月1日にトークサロン「農林水産資源の宝庫・愛媛の産業と地域づくり」が開催されました。
えひめ地域政策研究センターは、地域の実態に即した実践的な研修を通じて地域づくりのリーダーとしてのスキル向上を図り、各地域において活動の中心となる人材を育成する「地域づくり人養成講座」を開講されています。
また愛媛大学農学部は社会人を対象とし年間12回の座学と課外授業を通し、農村漁村の再生を目指して後継者・担い手及びそのリーダーを育成する「地域マネジメントスキル修得講座」を開講。終了者には、「愛媛大学地域再生マネージャー」の称号を頂くことができます。
今回で2回目となるトークサロンはえひめ地域政策研究センターが、愛媛大学農学部農村漁村地域マネジメント特別コースと共催されました。会では、農林水産業の取巻く現状を実際の現場で活動されている方々から話を聞き、これからの“地域づくり”と“農林水産”がどのように繋がり再生するかなどを話し合います。

セミナー

愛媛大学農学部講師の笠松浩樹さんが「地域づくりと農林水産業」について話されました。
愛媛県の農林漁業は、専門分化、大量大型、経済成長により発展してきました。しかし農林漁業資源の生産力・生産量には上限があり、その上限を超えないように持続と循環を守る社会を形成しています。では地域社会と仕事をつくり直すにはどのような視点から考えたらいいのか・・・

笠松さん

その話の中で、とても印象深く残ったのは「3・2・2型のライフスタイル」であれば低成長でも存続可能である。という言葉です。在来農法や木を活かす建築など昭和一桁世代が記憶と技を持っています。その知恵を見直すことが必要ではないかと。
例として松山市の80歳の方がお一人で、80種類以上の野菜を栽培されている方がご紹介されていました。
この写真のように曲がった野菜、そして小さい野菜、これが従来の野菜。

人参
またある方は、豆腐をこの石臼でつくられているそうです。
そこには生活の知恵が活かされた生業をもっている農林漁業がありますよね。
臼

正直といって私には少し難しい話でしたが、地域特性を活かす・ネットワークやコミュニティの大切さを改めて感じました。
その後、修得講座と養成講座から各2人ずつが活動報告を行い、住みよい地域づくりに向けてどのように活動していくかについて意見交換を行いました。

活動報告

活動報告

特別報告後はコーディネーターを愛媛大学農学部の森賀盾雄さん、えひめ地域政策研究センター主任研究員の須山広周さんが務め、パネリストに各講座から5人ずつ、アドバイザーに大学教授ら8人を迎えてトークセッションが熱く交わされました。
その中で、これからの「農」を支えていくには、人を育て農業を支えることが愛媛を支えることでもあり、情熱をもった若者を地域という受け皿でしっかり受け止めて後につなげていくことが必要だと話されていました。

トークセッション

最後に森賀さんが、今の子どもたちもまたエコを学んできている。田舎を毛嫌いしているわけでもなく、日本をそして地元を愛する志向もある。共感できる社会また繋がりを求めた社会になれるようになっていってほしい。
大地とは移動出来ない代物である。土地を返し、地力を活かしながら耕していく(カルチャー)。目に見えない価値・豊かな大地を失わないようにしていきたいと願う。と熱く話されていました。

森賀さん

私はこのトークサロンに参加させて頂き、改めて多くのことに気付きました。
瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクトでは、「食」を中心とした情報を発信しています。「農林水産」は「食」の元となっており、その部分があるからこそ私たちは美味しい料理を頂けるのです。愛媛には多くの素敵な生産物があります。柑橘類をはじめ、キウイやはだか麦・ヒノキや真鯛・ブリなど瀬戸内で育った数々の産物。大地の持つ力強さそして偉大さに改めて感謝し、またその素晴らしさを伝えていきたい!とそのように思いました。
関係者の皆さま、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

公益財団法人 えひめ地域政策研究センター:http://www.ecpr.or.jp/
愛媛大学農学部:http://www.agr.ehime-u.ac.jp/

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