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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

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「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい。」人前結婚式が松山市で開催され、5組のカップルが祝福を受けた。

この街で 生まれ この街で 育ち
この街で 出会いました あなたと この街で・・・

新井満(あらいまん)氏作詞作曲の「この街で」。この歌は、2005年に松山市役所庁舎内に掲示されている「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!」ということばを元に、新井満さんが作詞作曲された。歌の誕生5年を記念して、新井満さん直筆の歌詞モニュメントを松山市総合コミュニティセンターに設置。そして末広がりの8年目の記念に、このモニュメント上で人前結婚式が開催となった。「大切な出会いを作ってくれた大好きな街で、これからも思い出を重ねていきたい」という歌詞に込められた想いを実現するために、「ことばのちから実行委員会」が企画している。

応募総数48組の中から5組のカップルが選ばれた。結婚された背景はそれぞれであるが、この結婚式に馳せる思いは一緒ではないだろうか。

この街でウェディング

「この街で」の曲で新郎新婦様の入場。緊張の為か少し表情がかたい感じもしたが、参列の方の温かい拍手に笑顔がこぼれていた。松山市の野志市長などよりお祝いのことばを頂戴した。

この街でウェディング

新郎様から新婦様へ、そして新婦様から新郎様への指輪の交換である。

この街でウェディング

結婚証明書に署名を新郎・新婦様がされる。

この街でウェディング

立会人の代表として松山市の野志市長と新井満氏より署名を頂き、「おめでとうございます」の声にとても素敵な表情であった。

この街でウェディング

この街でウェディング

二人の気持ちの込められた署名は、みなさんの温かい拍手で祝福され、より輝いていた。

この街でウェディング

新井満氏より、「この地球上に 六十六億の人類 三十三億の女 三十三億の男 その中の たった一人の女と たった一人の男が 出逢ってしまった これは奇蹟だ と同時に 運命でもある・・・」と結婚成立宣言があった。
その後新郎様から新婦様、新婦様から新郎様へ「ことばの贈り物」があり出会いから現在までを振り返り、涙と感動に多くの方の目頭を熱くした。

この街でウェディング

娘さんからご両親へのプレゼントとして応募された方である。その彼女も結婚を控え、「母もまたウェディングドレスを着たかったのではないか」という気持ちになったそうだ。結婚28年目の記念に、娘さんからの素敵なプレゼントだったのではないだろうか。

この街でウェディング

こちらはお孫さんからのプレゼントである。新郎様は事故で片足を失い、その後新婦様と知り合い結婚。しかしご両親からの猛反対もあり今に至っている。母も自分もこの松山で結婚し、「今の自分があるのはじぃちゃんとばぁちゃんのおかげだから、ぜひ結婚式をプレゼントしたい」という想いから応募。感謝のことばが送られていた。

この街でウェディング

この街でウェディング

ときより見せる二人の笑顔、そして微笑ましい光景が伺えた。

この街でウェディング

会場の3階から「ことば懸垂幕」が登場し、ことばであふれた会場で「この街で」を合唱し、最後のバルーンスパークに。

この街でウェディング

スティックでバルーンをつくと、200個のバルーンが空高く舞い上がり会場に華を添えた。

この街でウェディング

幸せいっぱいの夫婦が退場となった。
台湾の日本語学校で教師をしている新婦様は、4カ月程前から仕事の都合で別居婚。「この結婚式でまたより深い絆になりました。」と満面の笑顔であった。日本と台湾とことばの違いに戸惑うこともありながら、「ことばのちから」で結ばれた二人である。

この街でウェディング

三津浜で生まれ育った二人は、15年の付き合いを経て昨年入籍。この街で思い出に残る結婚式を挙げたいと応募。新郎様のおばあさまもお二人の晴れ姿を見て、喜ばれたことであろう。

この街でウェディング

学生時代に松山で知り合った二人。奥さまに内緒で新郎様が応募されたそうだ。素敵な13年目の結婚記念日となったことだろう。

この街でウェディング

巨大クラッカーが会場に鳴り響き、金テープと鳴りやまぬ拍手で結婚式は幕を閉じた。

この街でウェディング

この後、家族やご親族の方と記念撮影が行われた。

この街でウェディング

夫婦でも家族でも、ことばにしないと相手に通じないこともある。それが、「ことばのちから」なのであろう。ことばは、絆・感動・喜び・・・それだけではなく逆に暴力になることもある。だからこそ、「ことばのちから」が持っているその偉大さを、改めて考えさせられたのだ。
「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい。」その歌詞のように、素敵な時をこれからも歩むであろう。瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト一同、皆さまの幸せを心から願う。

松山市は「ことばのちから」でまちづくりをされている。文学と深くつながりのある松山にとって「ことば」が貴重な財産であり、これまで松山文化の発展に大きな力を与えた源である。「俳句甲子園」や「響け!!言霊“ことばのがっしょう”コンクール」「街はことばのミュージアム」など、さまざまな活動をおこなっている。
ことばのちからHP:http://www.kotobanochikara.net/

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