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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

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「愛媛マラソンでの目標は、完走すること」近藤浩美さんの第51回愛媛マラソンにかける想い

2013年2月10日(日)第51回愛媛マラソンが開催され、参加数8000人が42.195kmを目指す。
愛媛マラソン出場者(RUNNETエントリー)の近藤浩美さんに、愛媛マラソンへの想いなどを聞いてみた。「愛媛マラソンでの目標は、完走すること」明るい笑顔で話してくださったのは、今回初めてフルマラソンに出場される松山市在住の近藤浩美さんである。マラソンに興味をもったきっかけは、2011年に愛媛県西予市野村町で開催された第20回朝霧湖マラソンの応援であった。中学生以上の老若男女が集う、地元住民手作りの朝霧湖マラソン。完走した参加者の笑顔はとてもすがすがしく素敵であった。「マラソンなんて苦しいばかりではないの?どうしてあんなに素敵な表情になれるんだろう?」運動が嫌いだったという近藤さんは、不思議に思ったそうだ。

「どうせならみんなで走ろう!」と思い、会社でランニングクラブを立ち上げました。しかし交通事故で膝と頸椎を傷めて以来、整体に通い続けていたためマラソンなんて無理だと思っていた。ある時、整体師の先生に「膝と首を傷めているので、マラソンなんて無理ですよね?」と尋ねてみると、予想に反して「できるよ。がんばって!全面的にバックアップするよ」と、どーんと背中を押す言葉が返ってきてしまったそうだ。

近藤さんは愛犬・凛ちゃんとのお散歩からスタートし、ウォーキング・ジョギングと少しずつ体を慣らしていった。1年前は選手の走る姿を見送るだけだった自分が、実際に走ることになるなんて夢にも思わなかったと言われていた。

近藤さん

初めて出場したのは、走ることに興味をもつきっかけとなった朝霧湖マラソンである。2012年5月、第21回大会の10kmコースに出場した近藤さん。この時までに、10kmを走りきる自信をつけてきたので余裕をもってスタートした。ところが朝霧湖=野村ダム湖周辺のコースは、登りの続く経験者でも厳しいコースであった。ようやく坂の頂上が見えたと思った時、沿道から声援が聞こえてた。「もうちょっとで坂終わるけん、頑張りよ~」ああ、もうちょっとで登りは終わりだと思った時、同じ声が続けて…。「1個目がな~」その言葉に「ええ~っ!」と思い、近藤さんはそこで挫折してしまった。残りの登り坂は完全に歩いてしまった、と悔しそうに当時を振り返りる。

その後、仕事が忙しくなり練習量が増やせなかったものの、愛媛マラソンエントリー以降、9月からは月120~130kmを走り練習を重ねた。この間、2012年12月には第12回坊ちゃんランランランにてハーフマラソンに出場、ジャスト100位をゲットし会場のみなさんから声援をいただいたそうだ。

近藤さん

マラソンを始めてよかったと思われることは、語り尽きないほどである。話を聞いていて特に印象に残ったのは、前向きになれたこと、そしてマラソンを通して広がり続ける人とのつながりである。以前はネガティブだったという近藤さん。周りからはよく「しんどそう」と言われていたが、今は失敗しても以前ほど落ち込まなくなり、後輩に対しても「頑張って」ではなく「一緒に頑張ろう」と言えるようになったそうだ。気持ちに余裕が持てるようになってきたそうだ。またマラソンを通して人とつながることが増え、SNSでしか知らなかった方が練習中に声をかけて下さり、一緒に走ったこともあるそうだ。
そのようにしてつながった先輩方から「毎日走らなくても大丈夫、体が痛む時はきちんと治してから。」などの貴重なアドバイスを聞くこともでき、無理をせず自分の体と相談しながら練習できるようになってきた。SNSで再会した高校時代の友達から「ぜひここを走ってほしい」と写真を送ってもらったニューヨーク、現地在住の日本人の方からホノルルマラソンにも誘われているそうだ。出張先の名古屋では「名古屋ウィメンズマラソンにも出て」と言われたとか。国内でも海外でも、同じように「走ってみたい」と思える垣根の低さからは、ネガティブな印象など少しも窺えなかった。

近藤さん

走り続けているうちに、体も変わってきたという近藤さんは、以前35.5度だった平熱が1度上がりこの冬は暖房もあまりつけずに過ごせているとか。毎年悩まされていたアレルギー性鼻炎の症状も出なくなったそうだ。また体幹を意識して水泳をしたり、定期的に整体に通ったりしており姿勢がよくなり靴底の減り方にも左右差がなくなった。
自身について「すごく燃費の悪い体なんです」という近藤さん。成人女性の平均摂取カロリーに近いエネルギーを1回のランニングで消費することもあるそうだ。1口の食べ過ぎが気になる女性には羨ましいの一言である。

そんな近藤さんからのメッセージ。「マラソンはいいことづくめですよ。もっとたくさん走ってほしいですね」東京マラソンで多数の選手が一斉にスタートする映像は圧巻であったが、国内のマラソン大会の参加者に占める女性の割合は30%弱程度である。ダイエットを目的に走る女性は近年かなり増えてきているものの、大会参加人口ではまだまだ少ないのが現状。近藤さんは、一緒に走れる仲間がもっともっと増えてくれることを願っている。

今回の愛媛マラソンには全国から多数の参加応募があり、近藤さんが出場するRUNNETエントリーは、定員6000人がすぐに募集締め切りになる盛況ぶりである。近藤さんの職場のチームからは30人が応募したが、10人が出場決定(うち女性5人)、20人は落選してしまった。「出場できなかった仲間のためにも完走したい」新調したシューズを足に馴染ませながら、大会当日に向けてコンディションを整えている。
記事:ボランティア成田富月さん

近藤さんと成田さん

最後に池田から一言。
今回の取材は瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクトのボランティアの成田さんと一緒に行い、彼女の記事でご紹介させて頂きいた。
ランナーさんは、2月10日に向けて最終段階になっていると思う。最終段階といえば、カーボ・ローディングの話が出てきた。カーボ・ローディングとは、走るためのエネルギー源となるグリコーゲンを筋肉中に最大限に蓄積するための特別な食事法で、レース中のガス欠防止に有効とされている。3日前からは炭水化物を大量に摂取し、運動を控えつつ最大限にエネルギーを貯め込むそうだ。2月10日に向けて皆さま体調を整えて当日を迎えられるように、瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト一同応援している。

【第51回愛媛マラソン】
開催日:2013年2月10日(日)
時間:10時スタート~16時競技終了
コース紹介:http://ehimemarathon.jp/course/index.html
当日交通規制:http://ehimemarathon.jp/asking/kiseizu51.pdf
当日迂回路案内:http://ehimemarathon.jp/asking/ukairo51.pdf
愛媛マラソンHP:http://ehimemarathon.jp/index.html

2013年の愛媛マラソンのレポート:http://ritoumeguri.com/3864/

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