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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|イベント、施設

HOTEL HORIZONTAL

HOTEL HORIZONTAL

道後温泉本館改築120周年の大還暦を迎えたことを記念して「道後オンセナート 2014」を2014年に開催しました。「最古にして、最先端。温泉アートエンターテイメント。」をテーマに、温泉という地域資源にアートを取り入れ様々なイベントなどを繰り広げました。
「HOTEL HORIZONTAL」は道後オンセナート 2014の事業一環で、道後地区のホテルが参加する宿泊可能なアート作品の総称。各ホテルから提供される1室を、各アーティストが宿泊できる作品としてインスタレーション(空間演出)を施します。インスタレーションのテーマは「最も深い夢 The deepest dream」。同ホテル群のためのオリジナルウェブサイトを立ち上げ、道後地区のホテル・旅館が水平(horizontal)に連携することで出現する架空のホテルとして一体感を演出します。
2014年は9施設で展開さえましたが、2015年に6施設が継続しています。また他にも、3つの作品が継続しました。そして2015年からは「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」が始まり、道後に新たなアートが誕生しました。

■草間 彌生「わが魂の記憶。そしてさまざまな幸福を求めて」(期間:2015年8月末/場所:宝荘ホテル
扉を開けた途端、草間彌生ワールドが広がるスペシャルな空間。異なる空間を持つ部屋の中には往年の作品から新作までが一堂に会し、草間彌生の魂の記憶を辿る、特別な時間を味わえます。床の間に設置する新型カボチャの作品や、幻想的に光を放つガラスのテーブルなど、ここでしか見ることのできない新作もご用意。もちろん食器からベッドまで、触れて味わえるホテルならではの作品も満喫できます。さまざまな幸福の形を探るひとときを心ゆくまでお楽しみください。

ホテルホリゾンタル

草間彌生 (Yayoi Kusama)
前衛芸術家、小説家。長野県松本市生まれ。
幼少より水玉と網目を用いた幻想的な絵画を制作。‘57年渡米、巨大な絵画、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表。‘60後半には多くのハプニング、ファッション、映画も手がける。独創的な作品と活動はアート界に衝撃を与え前衛芸術家としての地位を築く。‘73 年の帰国後も国内外で作品を発表し、世界各地で野外彫刻を展示。精力的に制作を続け、全世界を飛び回り活躍中。1983年、第10回野性時代新人文学賞受賞(小説『クリストファー男娼窟』)。2000年、第50回芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰。2003 年フランス芸術文化勲章オフィシェ、長野県知事表彰(学術芸術文化功労)。第1 8回高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門受賞。2006年、ライフタイム・アチーブメント賞(U.S.A.)旭日 小綬賞、高松宮殿下記念世界文化賞、受賞。2009年、文化功労者顕彰。2012 年アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ&レターズ会員。

 

■皆川 明「ロ」(期間:2015年8月末/場所:花ゆづき
縁のない真四角な琉球畳で全ての面が覆われた、天井も床も壁も、上下も左右もないような無限に広がる部屋。畳だけのシンプルな空間にキーポイントとなるように配される、ミナ ペルホネンのテキスタイル『skyful』のファブリックボードと、畳の香り高く爽やかな空間で穏やかに見守るような木が描かれた障子。宿泊者は『choucho』の刺繍を施したリネン類もお楽しみいただけます。

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皆川 明(Akira Minagawa)
1967年生まれ。minä perhonen デザイナー。1995年に自身のファッションブランド「minä(2003年よりminä perhonen)」を設立。オリジナルデザインの生地による服作りを行い、国内外の生地産地と連携して素材や技術の開発に注力する。デンマークkvadrat社、英LIBERTY社をはじめとするテキスタイルメーカーにもデザインを提供。2006年「毎日ファッション大賞」大賞を受賞。近年は家具やうつわなどの生活デザインまた、青森県立美術館、東京スカイツリー®のユニフォームのデザインも手がける。2009年10月にはオランダ・ティルブルグのTextielmuseumにてデザイン展が、2010年9月には東京・青山のスパイラルガーデンにてミナペルホネン展覧会『進行中』が開催された。

 

■葉山 有樹「藍」(期間:2015年12月末/場所:ふなや
伝統ある旅館として知られる「ふなや」の和洋ふた間続きの部屋を手がけます。襖に仕切られた和室の空間を、一族繁栄を願う伝統文様、魚藻文の世界に変容します。オリジナル陶板作品も調度品として誂えます。

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葉山有樹(Yuki Hayama)
1961年佐賀県有田町生まれ。1975 年当地の窯元に入社。1985年佐賀県山内町に開窯。2007年スパイラルにて個展、その後、フィンランドのデザインミュージアム(ヘルシンキ)にて同展を巡回、個展を開催。同年、ヘルシンキの陶器メーカーアラビアのアートデパートメントにレジデンスアーティストとして滞在制作。「詩想の旋律」(2005)、他作品集、「魚になった少女」(2007)他童話、「空飛ぶダンゴムシ」(2010)他小説など著書も多い。

 

■石本 藤雄「Suuri Taiga / 大草原」(期間:無期限/場所:茶玻瑠
2013年、石本藤雄の地元・愛媛県で行われた展覧会「石本藤雄展『布と遊び、土と遊ぶ』」の一会場となった茶玻瑠。ここに、花のレリーフと、石本がフィンランドの代表的ファブリックブランド「marimekko」のデザイナー時代にデザインしたファブリックを用いて作られたリネンなどで、和洋を軽やかに融合させたオリジナルルームが登場。日本屈指の焼き物の町である砥部町(松山市に隣接)出身の石本が、砥部焼でオリジナル食器をプロデュースしました。

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石本藤雄(Fujiwo Ishimoto)
石本藤雄氏1941年、愛媛県砥部町出身、フィンランド・ヘルシンキ在住。
1970 年にフィンランドに移り、1974 年から同国を代表するファブリックブランド「マリメッコ」で 32年に 渡りテキスタイルデザイナーを勤め、現在はフィンランドの国民的製陶所「アラビア」のアート部門の一員 として陶芸制作に取り組む 。1994年カイ・フランク賞受章。2010年、フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル受勲。11年に旭日小綬章受章。13年9月から10月にかけて、故郷・愛媛で初となる個展「布と遊び、土と遊ぶ」を愛媛県美術館、砥部町文化会館、茶玻瑠にて実施。

 

■ジャン=リュック・ヴィルムート「Time Science」(期間:無期限/場所:道後やや
熱い湯に浸かりリラックスしたあとに、部屋に戻り茶を飲み静かに自分と向き合う。時を刻む3つの時計とそこから同心円状に伸びゆく波線のドローイングで構成されたシンプルな部屋空間で、過去を思い、未来を瞑想するような静かな時間を提供します。

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ジャン=リュック・ヴィルムート(Jean-Luc Vilmouth)
ジャン=リュック・ヴィルムート
1952年フランス生まれ、パリ在住。RCA(英国王立美術大学)卒業。現代アートの国際舞台で最も注目されてい るアーティストのひとり。シドニー・ビエンナーレ、ベネチア・ビエンナーレ、ドクメンタなど大規模な国際 美術展にて作品を発表。1997年にスパイラルで個展「魅惑のバー」を開催。2003年越後妻有アートトリエンナーレにも参加し、松代に「カフェ・ルフレ」を作る。現在はパリ国立美術学校(ボザール)にて教鞭を執る。

 

■谷尻 誠「Sketch」(期間:無期限/場所:道後プリンスホテル
特徴あるL字型の客室の、床、壁から家具など細部まで絵の具(ペンキ)で描かれます。3次元であるはずの部屋が、2次元のような絵画仕立てで構成され、その中にいる人が絵の世界に迷い込んだような錯覚に陥る空間です。

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谷尻誠(Makoto Tanijiri)
谷尻誠1974 年広島生まれ。2000年建築設計事務所suppose design office設立。2003年̃穴吹デザイン専門学校非常勤講師、2011年̃広島女学院大学客員教授を務める。主な仕事は、designtide08,09、ミラノサローネ東芝インスタレーション、これまで手がけた住宅は100件を超え、現在国内外で、インテリアから複合施設まで様々なプロジェクトが進行中。2012 年3月、「1000 %の建築̃僕は勘違いしながら生きてきた」を出版。THE INTERNATIONAL ARCHITECTURE AWARD(chicago)、福岡県美しいまちづくり建築賞大賞、モダンリビング大賞など、受賞多数。

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