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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|イベント、レジャー

茶摘み体験としまのわ紅茶づくり

松山市沖の忽那諸島の中島で、一番茶(5月)・二番茶(7月)・三番茶(9月)に合わせて「茶摘み体験としまのわ紅茶づくり」が行なわれます。
海からの潮風と燦々と降り注ぐ太陽のもと青々と育った中島べにふうき茶は、島人の手により近年収穫できるようになった新しい産業の1つです。中島では人口減少に伴い柑橘などの休耕田が増えてきたことなど様々な環境の変化が見え始め、「このままではいけない。なんとかしよう!」と2010年ごろに島人4家族が立ち上がります。そこでべにふうきの栽培が盛んである鹿児島まで行って、べにふうきの育て方などを学ばれ島に持ち帰り栽培を始められました。根付くまでの雑草や水の管理など試行錯誤を重ね、ようやく収穫に専念できるようになったのは近年のこと。ダージリンをベースに日本で品種改良されたべにふうきは、メチル化カテキンを多く含みアレルギー症状に効果があると言われています。その茶葉を使った紅茶を2014年から作ることになりました。

紅ふうき

紅ふうき

茶摘み体験前に葉の柔らかさや色など風合いや香り・味が異なり、その持ち味を生かした茶葉に仕上げることが大切などの話があります。そして茶畑にむかい、茶葉の上部の2つにわかれている部分を摘み取ります。この部分はてんぷらとして頂きます。

紅ふうき

紅ふうき

紅ふうき

紅ふうき

紅ふうき

茶摘み体験後は旧城山小学校の体育館に向かい、2組に分かれて手もみ体験を行います。茶葉の柔らかさなどを手のひらで感覚的に捉えて力加減を調整していくなどコツも必要で、体験して初めてその難しさや面白さを感じることができます。

紅ふうき

紅ふうき

紅ふうき

紅ふうき

紅ふうき

紅ふうき

手もみ作業の終了後は袋に入れ、発酵機で1時間ほど発酵させ、最後に乾燥機で乾燥させます。この段階になると見た目や匂い共に紅茶の匂いがしますが、この状態で試飲するとまだ青臭さの残る若い紅茶で、1年ほどねかせた方が芳醇な仕上がりになるそうです。このように時間と手間暇をかけ仕上げていく紅茶は、手もみと発酵で仕上がりが決まるため、そこにたずさわる人の技やその土地の特色などが影響されます。

紅ふうき

紅ふうき

紅ふうき

緑茶と紅茶の違いは発酵という工程の有無で、緑茶は摘んだ茶葉を加熱し葉の酵素の働きを停止させるのに対し、紅茶は葉を揉み発酵させるというもの。言い換えれば、緑茶は摘みとった茶葉を蒸気で蒸し揉んで乾燥させ、紅茶は摘みとった茶葉を手揉みし発酵・乾燥させます。

紅ふうき

べにふうき茶は「べにほまれ」と「ダージリン(枕Cd86)」を交配させ1993年に完成したまだ出来立てのお茶で、日本茶葉中メチル化カテキンを最も多く含む緑茶です。ミネラルを多く含んだ潮風、遮ることのない日差しと海からの照り返し、水はけの良い土壌、島自然を最大限活用する島人が手作業でつくり上げる「忽那の紅ふうき紅茶」は、島の新しい産物になるよう取り組まれています。

紅ふうき

中島

べにふうき茶:http://ritoumeguri.com/gourmet/18229.php

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