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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|文化・歴史

第13回松山城薪能

400年以上続く伝統芸能である「松山城薪能」は、2014年9月24日に開催。通常、松山城城山公園で行われますが、天気の関係から松山市民会館大ホール開催になりました。いつものように背景に松山城を望み風流な秋空の元ではないが、また違った味わいを見せ観客を魅了しました。

松山城薪能

松山城薪能

松山城薪能

松山城薪能

演目は3部構成になっており、最初はシックに「仕舞(喜多流)」で「八島」「班女」。第2部は面白おかしい「狂言(大藏流)」で「盆山」。最後は動きも激しくスケールの大きな「能(喜多流)」の「小鍛冶」でした。

松山城薪能

松山城薪能

「八島」は屋島の浦での一夜の出来事を、源平合戦の阿修羅道と人の心の詫び錆びとともに格調たかく表現した作品。
第2部の「盆山」とは、盆の上に石や砂で風景などをつくる置物のことです。その盆山を数多く所有している家に盗みに入りますが、物音に気づいた主人が刀を手にものまねをさせます。最後には鯛の鳴き声を要求して盗人は逃げて行くもので、見どころはものまねを要求するところです。最初は犬、次にサル、最後には鯛というところで、少々下衆な人間関係が面白く仕上がっています。

松山城薪能

松山城薪能

松山城薪能

最後の「小鍛冶」は剣を打つように命じられた宗近が、自分と同じレベルの者がいないため断るも聞き入れてもらえなく困り果てました。そこで宗近は稲荷明神へ参拝したところ、稲荷明神のご神体が狐の精霊の姿で現れて無事に剣を鍛え上げることができたというもの。前半の不思議な少年の語り部分や後半の明神と宗近が剣を鍛える場面、舞台を目一杯使った激しい動きなど、ストーリーの展開がことの他早く現代にも通じるものがあります。見る者を飽きさせない娯楽性の高さと面白さ、親しみやすさは小鍛治ならではと言えます。

松山城薪能

松山城薪能

松山城薪能

松山城薪能

松山城薪能

松山城薪能

400年以上続く伝統芸能である「松山城薪能」は、2002年に松山城築城400年祭に合わせて本丸広場で初開催されました。2010年からは会場を城山公園に移し、松山城を背景に幽玄のムードに包まれるなか能や狂言などが繰り広げられます。

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