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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

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お遍路さんを体験

四国霊場開創1200年を迎える今年、様々な動きが見られる。
そこで道後温泉 宝荘ホテルブループ(宝荘ホテル・椿館本館・椿館別館)がされている「四国おしゃれ遍路」を、体験してきた。

四国おしゃれ遍路体験

「四国おしゃれ遍路」は、ピンクやブルーなどのカラフルな遍路装束を着て、道後温泉近くにある51番札所「石手寺」まで徒歩約1時間半のプチ体験となっている。ホテルの案内人が1名同行、案内してくださる。1人1,000円で、輪袈裟・白衣・数珠・杖が無料で借りられて、ペットボトル(1本)付き。衣装貸出は1着500円、納経帳は1冊1,300円。おしゃれな衣装は、河原デザイン・アート専門学校の学生によりデザインされ若い人にも人気があるようだ。

四国おしゃれ遍路体験

私たちも衣装を借りて、石手寺まで巡ってみた。

四国おしゃれ遍路体験

いつも通り慣れている道を、お遍路さんの姿で巡る・・・また違った風景にも見える。道中「あっ、お遍路さんだ」と視線を感じ、いつも私たちがお遍路さんを見ているその逆の気分を味わう。

四国おしゃれ遍路体験

四国おしゃれ遍路体験

石手寺までは、徒歩で約20分。
まずは手水舎で手と口を清める。

四国おしゃれ遍路体験

山門で合掌、一礼して境内に入る。

四国おしゃれ遍路体験

本堂にて納札をおさめ、ロウソク・線香・お賽銭をあげ、納経。

四国おしゃれ遍路体験

四国おしゃれ遍路体験

大師堂で本堂と同じようにする。納経の証として納経帳に黒書・ご朱印を頂く。

四国おしゃれ遍路体験

そして山門を合掌・一礼するが、今回はマントラ洞窟を通った。

四国おしゃれ遍路体験

四国おしゃれ遍路体験

石手寺の裏にでる。そこから伊佐爾波神社の裏階段か椿館に帰った。

四国おしゃれ遍路体験

四国おしゃれ遍路体験

四国おしゃれ遍路体験

四国おしゃれ遍路体験

徒歩で約1時間半というプチお遍路体験を通して何を感じたか・・・それは人それぞれだと思う。
お遍路が始まったときは寒かった身体が、いつの間にかポカポカと温かくなっていた。山茶花が咲き、菜の花が風に揺れ・・・そんな何でもない光景が自然と目に入ってきて、心が穏やかになり物静かに歩んでいた自分がいたことに気づいた。「手を合わせる」ことで得るもの、歩く事で得るもの・・・宗教的なことではなくこころから何かを感じる事が出来るのかもしれない。ことばに出来ないもの、そうそれが一番当てはまる言葉なのかもしれない。

四国おしゃれ遍路体験

四国おしゃれ遍路体験

この日私たちは先達でもある椿館の代表取締役近藤社長より、仏教やお遍路さんについてお話があった。(※歩き遍路体験プランには入っていない。)
お遍路さんの話に入る前に欠かす事のできない「仏教」のこと、少し触れてみたいと思う。
世界三大宗教(キリスト教・イスラム教・仏教)のうち、仏教は多神教であり多宗派。仏教は、インドから中国を経て日本に入ってきている。インドの釈迦を開祖とする宗教であり、ブッダ(仏陀)の教えである。仏陀とは元々「目覚めた人(悟った人)」という意味であったが、固有名詞として使われるようになった。平家物語にでてくる「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」であるが、「諸行無常」は仏教用語である。全てのものは移り変わっていくものであり一瞬といえども存在は同じというものはないという意味。三法印の一つでもある。

四国おしゃれ遍路体験

そしてここからお遍路さんの話になった。
今年1200年を迎える遍路であるが、空海が入定(亡くなる事)して150年後から遍路は弟子によって始まっている。お遍路さんは白装束を身につけるが、この白装束には「もし自分が行き倒れたらそのまま葬ってください」という意味がある。あと数珠であるが、珠の数は88+房20で合計108個。108の珠は人の煩悩の数を表すそうだ。もし抵抗があるならば、遍路とは格好ではなく気持ちが大事である。と近藤社長は言われていた。
歩き遍路の特徴は、肉体的にも精神的にも健康になる。自然にふれあい、歩く事で自然と体の免疫力があがる。また寺を巡る事により歴史に触れることができる。いろんな発見がある・・・冒険をするかのように楽しみながら巡ってほしい。遍路心得や参拝手順などあるが、あまり硬く考えずに「手を合わす」ことをしてみてほしい。手を合わす事により、何かを得る事ができる。これは悟りではなく、信仰心を得る事ができる。信仰心を得た人は、あまりむちゃをしなくなる。今、遍路さんが減っているのは核家族が増え、受け継ぐ人が少なくなり教えられなくなっている。若い人に巡拝ではなく、寺を巡ってほしい・・・そのような想いから「四国おしゃれ遍路」は生まれたそうだ。

四国おしゃれ遍路体験

様々な場所で目にする「同行二人(どうぎょうににん)」。その言葉には、お遍路がお大師様と二人ずれという意味である。遍路では1人で歩いていても常に弘法大師が側にいて、その守りを受けているとされている。

四国おしゃれ遍路体験

【四国おしゃれ遍路】
期間:通年
料金:1,000円(お1人様)
   ※納経帳:1冊1,500円
   ※衣装貸出:1着500円(貸出・販売はブルーとピンクの衣装のみ)
特典:遍路グッズ無料貸出し(輪袈裟・白衣・数珠・杖)
   ペットボトル1本プレゼント
   ホテルの案内人が1名同行
四国道後温泉 宝荘ホテルHP:http://www.takaraso.co.jp/
道後温泉 ホテル椿館HP:http://www.tsubakikan.co.jp/index.php
道後温泉 ホテル椿館別館HP:http://www.tsubakikan.co.jp/bekkan/

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