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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

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伝統を守り、心一体となって走る

ふんどし姿の神守約10名が神輿を担いで、参道約100mを走る松山市の勝岡八幡神社秋季大祭。愛媛県内でも珍しい神事であり、松山市無形民俗文化財に指定されている。
走る際には出来るだけ神輿を上下左右に動かさないのが美しいとされ、その姿は人を魅了する。

勝岡八幡神社春季大祭

宮出しは午前6時から行われるため、午前5時前には7地区(安城寺・和気町1丁目・太山寺・和気町2丁目・高浜町6丁目・高浜町1丁目・勝岡)から勝岡八幡神社に神輿が到着する。神輿が集まると、神輿に勝岡八幡神社の神様を入れて頂く「神移し」が行われる。とても厳粛な雰囲気の中で執り行われる。

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

神移しが終わると、境内の中で歌を唄いながら回る。かき棒を上に軽く放ち、そして最後に神輿を差し上げるといった担ぎ方である。

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

社殿から神門までは神輿を高く差し上げたまま宮出しする。日の出の時刻とも重なり、赤・浅黄・水色などの御神輿が美しい鈴の音とその地区に伝わる伝統の唄を歌いながら降りて来る様は、優雅でもあり勇ましくもある。

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

7体の神輿が御旅所に集合し、神守が来るのを待つ。
神守(しんもり)は一体走りで神輿を担ぐ若者のことをいい、20代前半の青年が中心となる。

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

ふんどしにたすき掛けそして裸足の神守が御神輿を担ぎ、一直線の参道約100mを朝日が昇ってくる方向に向かって駆け抜ける。
安城寺→和気町1丁目→太山寺→和気町2丁目→高浜町6丁目→高浜町1丁目→勝岡と、走る順番が決まっている。

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

御神輿は出来るだけ上下左右に動かさず、また鈴を鳴らさないように走る。
御旅所を出てしばらくは歩き、ある地点から走り出すがその場所は地区によって違うようだ。

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

きれいな走りと迫力に、観客は拍手喝采。
このきれいな走りをするための担ぎ手の練習は、おそらく大変なものなのであろう。担ぎ手全員の足並みが揃ったぴったりと一致した呼吸、その姿はりりしく男の美を感じる。

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

「一体走り」の起源は、和気郡代官所記録(1754年)に「勝岡八幡宮宮出走込みにつき村順につき出入あり 村役人罷出才許する」とあり、江戸中期にすでに行われていたようだ。朝廷から宮号と菊花の紋章を下賜された際、勝岡の特産品であった塩を献上。以来、宮中に献上する際に裸の若者(輿丁)たちが塩をかつぎ和気浜沖に停泊する御用船まで運んだ、という言い伝えに由来するという説がある。

勝岡八幡神社春季大祭

勝岡八幡神社春季大祭

走り終えた神輿は地区に戻る。
安城寺地区では、神輿を川で祓い清める「川狩り」の神事がある。昨年、瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクトでごレポートしている。こちら: http://ritoumeguri.com/689/

勝岡八幡神社春季大祭

代々引き継がれた伝統ある松山市の勝岡八幡神社秋季大祭は、男たちが心を一体にし、また地域の和を深める絆にもなっているようだ。

勝岡八幡神社春季大祭

瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクトのFBで、他の写真も見られる。

【勝岡八幡神社】
住所:愛媛県松山市勝岡町2592
電話番号:089-978-1123
駐車場:100台
主祭神:小千命(おちのみこと)・応神天皇(おうじんてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)・日売大神(ひめのおうかみ)
御神特:勝運・家内安全・商売繁盛・厄除開運・諸願成


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