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2012年8月〜2015年6月の約3年間「瀬戸内・松山食べ巡りプロジェクト」で、取材撮影をした編集部によるレポートです。
事業期間終了と共に運営変更に伴い、「瀬戸内・松山 しまめぐり」の事業では更新することはありませんので、ご了承いただきますようお願いします。

|グルメ

太田屋の鯛めしを鹿島で食す

嘉永6年創業の太田屋は、北条店と鹿島店がある。嘉永6年は西暦1853年、日本史ではペリーが来航した年にあたる。
松山市の郷土料理である鯛めしを、北条の老舗である太田屋で頂く事ができる。

松山市北条港から渡船で約3分の所にある鹿島は、北条港沖合の小島である。今回は、鹿島店に伺った。船で渡るというのはどんなに短い時間でもなにかワクワクし、これは橋を通るのとは異なる感じで鹿島までのプチ旅行気分である。

太田屋 北条店

あっという間に鹿島に着いて、渡船の船着場からすぐの所にある太田屋に徒歩で向かう。渡船の船着場から右手に赤い屋根の海に突き出た建物、それが太田屋鹿島店である。

太田屋 北条店

食事するのは3方を海に囲まれたロケーションで、波の音と船の汽笛等が旅の旅情を一層引き立ててくれる。そして、太田屋鯛めしを注文した。
通常は、炊き上げたごはんがお櫃に入って出てくる。その際には鯛はごはんにまぶされているので、そのままお茶碗についでいただく。今回は、炊きあげた状態を再現したものも用意して頂いた。

太田屋 北条店

太田屋の鯛めしは、鯛とダシで炊き上げた後にその身をほぐして混ぜ込む、炊き込み鯛めしである。入っている具材は天然の鯛のみという至ってシンプルなもの。米の色も薄いので、見ようによってはほとんど白ご飯と変わらないくらいである。

太田屋 北条店

詳しく聞くと、メインの鯛はいつき灘の天然鯛を使い、太田屋特注の醤油と昆布でダシをとり炊きあげるだけ、という至ってシンプルなもの。もちろん鯛の状態、季節などによって常に微調整はしているとの事。だから、色は限りなく白く、味は繊細で天然鯛の上品な旨みを壊さない雑味なしの味である。ダシも濃くないが、もちろん薄すぎずで、鯛の旨みを知り尽くした老舗ならではの味加減といえる。

太田屋 北条店

太田屋の鯛めしは、すべて天然鯛の旨みを引き出すためのもので、その味はクセになる味と言っても大げさではない。御主人にお聞きしたところ、太田屋にきて「鯛が美味しいこと」を初めて知ったというお客さまもいるそうだ。

太田屋 北条店

太田屋 北条店

その昔、「男はつらいよ」で有名な渥美清さんがプライベートで利用されていた。宿泊はもちろん、3時間だけくつろいで帰られたこともあったそうだ。本当に鹿島の居心地が良かったのだろう。その部屋「あさぎり」を拝見させていただいた。この部屋で、すべてから解放されてくつろいでいた渥美清さんの笑顔が見えてくるような気がした。

太田屋 北条店

太田屋 北条店

春は一足早く花が咲き、夏は海の楽園である鹿島は、海水浴や四季を通じて楽しめる魚釣りなどのレジャームードがいっぱいである。そこで味わう松山市の郷土料理・鯛めしは、天然鯛の上品な旨みを感じる老舗ならではの味である。

太田屋 北条店

太田屋 北条店

【太田屋】
鹿島店
 住所:愛媛県松山市北条辻1596-3
 電話番号:089-993-0012
 ※鹿島店は、4月末頃から11月上旬頃まで営業


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北条店
 住所:愛媛県松山市北条774
 電話番号:089-993-0021
 ※北条店での食事は要予約。
 ※お遍路さんには、夕食に鯛めしサービス
太田屋旅館HP:http://locoplace.jp/t000303728/contents/


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